待ち遠しい春を華やかに飾る、ハナモモ(花桃)

品種のご紹介

花の観賞を目的とした園芸品種の総称です。実を食用とする一般的なモモと区別するためにハナモモ(花桃)と呼んでいます。江戸時代に多くの鑑賞用に改良がされて今でもその品種が残っています。白からピンク、紅の花色があり八重咲、菊咲きなどの花の形、枝垂れや矮性など樹形があり、多種多様に楽しめます。ひな祭りの花として現在でもよく知られています。

ハナモモの特徴

バラ科サクラ属(スモモ属)の耐寒性落葉低木です。
花を観賞するために改良された花つきがよいモモで、庭園や庭木などによく利用されます。食用モモと鑑賞用のハナモモは、目的の違いで分けられていますが、両者に植物学上の違いはほとんどありません。

一般的にサクラが咲く前に開花しますが、長野県ではサクラより遅く開花し、4月中旬から5月初めにかけて、各地の名所で観られるそうです。結実するが実は小さいので、食用には適しません。

品種改良がさかんで花は一重や八重咲きがあり、樹形は立性で、枝垂れ性、ほうき立ち性、矮性などもあります。

育て方

一般のモモの育て方に準じます。
日当たりが良く、砂質土の様な排水の良い土を選びます。露地植えにする場合はさらに高植えにすると良いです。寒い時期は植え傷みしやすいので3月~4月上旬に植え付けます。


花を存分に観賞するには養分が必要です。2月に寒肥え、花後のお礼肥と成長期の8月に年に3回施します。肥料は油粕と骨粉を同量混ぜたものを2~3握り施すと良いでしょう。

7~8月に花芽分化します。
開花前の1~2月には葉芽と花芽の区別がつくので、全体の樹形を見ながら葉芽を2~3個残して剪定します。花後にもう一度枯れ枝や込み入った枝、細くい弱い枝を剪定して風通しを良くし整理します。枝垂れ咲きの品種は必ず上向きの芽で切ります。新枝が弧を描いて美しくしだれます。

■ヤグチ(矢口)
ハナモモの代表的な品種。花が大輪であるため、ひな祭りの飾りに使われることが多い。ピンク色で八重に咲く。

■ゲンペイ(源平)
赤花と白花が混じり、八重に咲きます。

■キクモモ(菊桃)
花色は濃いピンクで、花弁が菊のように細い「菊咲き」になります。

■関白
白色で八重の花が咲きます。

■ホウキモモ(照手桃)
箒のような枝ぶりになるモモで枝が横に伸びないため、狭い庭に使われる。八重咲になるのが多い。

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