高さ50cmになり、直径2cmくらいの小さな可愛らしい花を咲かせます。秋蒔き一年草です。こぼれ種で増えることも多いです。
植物の特徴
ハナシノブ科フロックス属の耐寒性または半耐寒性の一年草です。
和名の「キキョウナデシコ」は、キキョウ科でもなく、ナデシコ科でもないため、相応しくないとして、学名の「フロックス・ドラモンディ」と呼ばれることが多い様です。また、一般名称として「フロックス」とも呼ばれています。
尚、多年草である宿根フロックスは、クサキョウチクトウ(フロックス・パニキュラータ)、ツルハナシノブ(フロックス・ストロニフェラ)、シバザクラ(フロックス・サブラータ)などがあります。
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茎は直立し、腺毛が多く生えます。葉は対生する単葉ですが茎の上部では互生します。
葉は長さ3~7.5cmで、卵形から披針形です。6月~9月、茎先に密な集散花序を出し、径2cm前後の花を多数つけます。花の色は赤、紫、桃、白、複色などがあります。
丸弁のドラモンディと、花弁の先がとがって星形のスターフロックス(フロックス・ドラモンディー)が出回っています。
育て方
日当たりと水はけ、水もちのよい肥沃な土壌を好みますが、半日陰や、やせた土地でも割合良く成長します。水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
首都圏以南では秋の彼岸ころ、高冷地や東北・北海道地方ではソメイヨシノが散るころに種を蒔くのが良いとされています。
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