形が多用で個性的な愛らしさ。ハオルシア。

品種のご紹介

多くの種が、姿の面白さや個性的な模様から観賞用に栽培されています。愛好家の間で人気があります。葉が柔らかい「軟葉系」と呼ばれるグループと、「硬葉系」と呼ばれるグループの2つに分けられます。あなたは、どちらに惹かれますか?

植物の特徴

ススキノキ科ハオルシア属の単子葉植物の1群で多肉植物です。
以前の分類はアロエ科アロエ属の一つの群でしたが、花の特徴から分類を分けた経緯がありますので、アロエと近縁でもあります。

茎がほとんどなく、大きなものでも直径10cm前後、高さも10cm前後にしかならない小型種です。体の半分ほどを地中に埋め、葉先に窓と呼ばれる透明な部分を地上に出しているのが特徴で、そこから取り入れた太陽の光で光合成をしています。

ハオルシアの仲間は現在500種類ほど確認されています。その中で葉が柔らかい「軟葉系」と呼ばれるグループと、「硬葉系」と呼ばれるグループの2つに分けられます。

【軟葉系】
【硬葉系】

花は緑色や褐色の条紋のある白い花で、大抵は小さい目立ちません。
葉に透明な窓を作るのは乾燥への適応の例で、二列互生する葉の先端が水平に切断されたようになっており、この面が磨りガラス状の窓になっている。自生地では乾燥期には植物体は全体が地下に埋まり、この窓だけが地表に姿を出します。つまり植物体を空気にさらすことなく光は取り入れられます

ハオルシアの品種改良には、5年~10年程度かかるため日本で品種改良されたハオルシアの流通量はとても少ないのが現状です。そのため、その希少性から、コレクター間での取引が加熱し、100万円を超える高値が付けられるようなものまであります。その反面、100円ショップなどで販売される、安価な品種も数多くあります。

育て方

ハオルシアにはプラスチック製のプラ鉢がおすすめです。園芸でよく使用される素焼きの鉢は土がすぐに乾燥するため。おすすめできません。

置き場所の基本は風通しと日当たりの良い場所です。風通しが悪い場所に置くと様々な病気にかかったり、調子を崩す原因となってしまいます。

気温が10℃を下回る時期になると、徐々に休眠をし始めます。他の多肉植物では断水をする種類も多いですが、ハオルチアの場合は断水せずに、適度に水やりをします。

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