1本の主枝に100を超える筒状の赤い花を株一面に咲かせます。赤い水滴が滝のように降り注ぐ景観は、人目を惹きます。「サンゴの様に赤い」、「花火の様だ」などの形容から「コーラルプラント」、「ファイアークラッカープラント」、学名から「ラッセリア」などと呼ばれます。
ハナチョウジの特徴
ゴマノハクサ科(オオバコ科)ラッセリア属(ハナチョウジ属)で、メキシコ原産の常緑低木です。
樹高は50~150㎝で、花の形が漢字の「丁」の字に似ていることから「チョウジ」という名が付いています。
茎は株元から上に向かって立ち上がり、1m程度の高さかくらいから、地面に向かって垂れ下がります。葉は茎の各節に付いて鱗片状ですが、退化して小さいため見た目は茎と花だけに見えます。
茎は先端に向かって細かく分枝し、その先端に長さ2~3㎝の朱赤の筒状の花を付けます。果実はほぼ球形の蒴果です。
花の色は赤が代表色ですが、園芸品種に淡黄色、サーモンピンク、白があります。花の付け根には蜜があり、甘い味がします。5月~10月が花期ですが、暖地では周年開花します。
育た方
耐暑性は強いですが、耐寒性はさほどありません。関東地方南部以西では地上部は枯れても越冬できていますが、霜に当てない様にしましょう。
やや乾燥気味を好みますので、過湿にならないように注意しましょう。
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