風に揺れ、そのたたずまいを楽しむ。フウチソウ(風知草)。

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古くから盆栽、山野草として愛されてきました。ふさふさとボリュームのある葉が涼しげで、半日陰から暗めの日陰まで元気に育ってくれるので、シェードガーデンの強い味方です。

フウチソウの特徴

イネ科ウラハコグサ属の多年生草木です。日本固有種の植物で、本州の太平洋岸地域、神奈川県から和歌山県にかけて分布します。

茎は長さ40~70cmで、斜めか垂れ下がります。茎は節ごとに膝折れになり、細くて硬いです。葉身は長さ10~25cm、幅は5~10mmくらい。表面は色っぽい緑で光沢がなく、裏面は緑色で光沢があります。木の葉は基部でよじれるようにして裏面が上、表面が下を向き、そのため裏面が表面であるように見えます。そのため「ウラハグサ」とも呼ばれます。


8月から9月に茎の先端に細かな穂をつけますが、地味な色合いです。冬は全体に黄色く黄葉したあと、地上部は茶色く枯れて冬越しします。

一般的に流通・栽培されている風知草は、黄色い葉に緑色の筋が入る斑入り種の「キンウラハグサ」、他に明るい黄緑色の葉を持つ「黄金風知草(オウゴンフウチソウ)」や、葉の先端が赤くなる「紅風知草(ベニフウチソウ)」があります。

育て方

日なたか、明るい日陰で育てます。葉が焼けやすい斑入りの園芸品種は、夏の間だけ明るい日陰に置いてもよいでしょう。また斑入り品種は、斑をきれいに発色させるために、春の間だけでも十分日ざしの当たるところに置きます。庭植えの場合は少し土を盛った場所や傾斜地に植えます。
(みんなの趣味の園芸より)

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