散りばめた宝石の花びら。ネリネ(ダイアモンドリリー)

品種のご紹介

海外では宝石のように花びらが輝くことから「ダイヤモンドリリー」の名前で親しまれています。日本では近年ようやく切り花や鉢物として注目されるようになりました。開花期間が長く、1か月間くらい赤・ピンク・白いなどの花が楽しめます。

ネリネの特徴

ヒガンバナ科ネリネ属の有皮球根植物で、球根は直径3 ~ 5cmです。
南アフリカの霜の降りない温暖な、やや雨量の少ない所に自生しています。

秋に休眠から覚めた球根から、開花と同時かその後に細長い帯状の葉を左右交互に数枚出します。冬から春に生長して、梅雨前に枯れて球根は遅れて晩夏に休眠状態に入ります。
花は長さ約30 cmの茎の先端に咲きます。花色は、ピンク、白、紫、赤、オレンジなどあり、2色混ざるものや品種によって濃淡があります。花がしぼんだあとに種ができます。

ヒガンバナを含むリコリスの近縁種で、交雑も可能で多くの類似点があります。園芸種の多くは、ネリネ・サルニエンシスをもとに改良されたもので、耐寒性がない為に冬は凍らないように管理する必要があります。一方で「ボーデニー種」や「ウンデュラータ種」は耐寒性があり、関東地方以西では戸外での栽培が可能です。

育て方

8月下旬から9月中旬にかけて植えつけます。種から育成すると開花までに4年程度かかるそうです。水はけのよい培養土を使い、過湿にならないようにしましょう。管理のしやすいやや小さめの鉢に植えて根腐れを起こさせないようにするのが良いでしょう。
冬の湿度の低いときは日当たりのよい、凍らない場所で過ごさせましょう。日あたりを好みます。

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