ニシキシダはイヌワラビの変種で、初夏に葉の表面の羽軸に沿って白や暗紅色の斑が入ります。観葉植物として選抜により品種改良されたものが販売されています。鉢物、シェードガーデン、寄せ植えや切花素材などに利用されます。日陰の庭や鉢植えにすると楽しいです。
ニシキシダの特徴
イワデンタ科メシダ属のシダの一種で落葉性の草木植物です。
日本を含む東アジアに分布しています。
葉は根茎から輪生します。野生の場合は葉の部分は長さ 25-40cm・幅 15-25cm の羽状で、長さ 4-9cm・幅 2-3cm の葉が 6-10 対ほど深く分かれて付きます。葉は明るい緑色、茎は暗い赤茶です。胞子をそなえた胞子嚢が全ての羽片の下面にあります。
ニシキシダはイヌワラビの変種で、銀色がかった緑色の葉や明るい赤色の茎などが特徴です。
食べられないワラビという意味で、「有用ではない」植物の命名でよく使われる「イヌ」という言葉が付いた様です。「ワラビ」という名称がついていますが、ワラビはコバノイシカグマ科ワラビ属であり、近縁種とは言えません。
栽培方法
明るい日陰で、湿り気のある場所を好みます。
手がかからず、枯葉を除く程度で大丈夫です。数年して株が大きくなったら、春に新芽が出始めたころに掘り上げて株分けし、植え直すと長く楽しめます。
■シルバーフォール
北海道から九州まで広く自生するニシキシダの選抜品種。 他種に比べて全体が白っぽく発色する人気の品種です。充実した株で、春夏の気温が涼しいほど発色が良い。シェードガーデンや鉢植え、寄せ植えに。
■バーガンティレース
シルバーリーフとブロンズ系の葉の色が特徴で。葉の色を美しく保つには半日陰が適しています。
日陰の庭の下草に適しています。
■ピュータターレース
北海道から九州まで広く自生するニシキシダの選抜品種。
明るいシルバーリーフで柄が黒っぽく、コントラストがすばらしい 充実した株で、春夏の気温が涼しいほど発色が良い シェードガーデンや鉢植え、寄せ植えに。
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