砂糖のかわりに ハーブティーの甘味料として 少量でも甘味が感じられます。葉を煎じて風邪や咳、 気管支炎の漢方薬としても利用できるそうです。古くはアステカで使用されていたそうです。
メキシカンスィートハーブ
クマツヅラ科イワダレソウ属(リッピア属)の半落葉性低木です。
茎葉地上を這い、閣節から根を出して広がります。基部は直立して0.3~1.5mくらいになります。
葉は長さ5㎝程度の倒卵形で、縁は鋸歯を持ち先端は鋭頭で茎に対生します。長さ1.5㎝程度の葉柄があります。
7~8月頃、葉腋から長さ5㎝程度の花柄の先に短い穂状花序を出し、白色の小花をつけます。気温が下がると、葉が赤く色づきます。冬は地上部が枯れてしまいますが、春になれば芽吹きます。
ヒメイワダレソウと同じリッピアで繁殖力が旺盛です。
メキシカンスイートハーブとか、スイートハーブメキシカンなどと呼ばれています。
甘味料として利用されています。
葉や花に甘みが有ります。甘味成分はセスキテルペンのヘルナンズルシンで、砂糖の1,500倍の甘さを持ちます。ステビアの4倍の甘さと言われています。甘みの成分が糖類ではないのでカロリーが低く抑えられるそうです。
生では非常に臭いので食べにくいかもしれません。乾燥させた上で煮詰めて料理に使えば、ほとんど匂いは気にならなくなります。
シロップとして楽しむ事も出来ます。
- 適当に葉っぱを摘み、洗って軽く水気を拭き取り、平たいお皿に並べる
- 2日ほど、風通しの良いところで陰干しします
- 鍋に水を適当に入れ、弱火にかけてどろどろになるまで煮詰めます
- キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどで漉し、熱湯消毒した保存ビンに入れます
- 十分冷ましてから冷蔵庫に入れて保管し、料理やティーの甘み付け等に利用しまし
育て方
種は極小で発芽までの保湿管理が非常に難しいので、苗から育てる事をお勧めします。
用土は一般的な腐葉土で問題ありません。 暑さと高温に弱いので夏場は半日の日陰で育てます。乾燥気味を好みます。耐寒性が弱く、5℃以上が必要です。庭植えの場合は掘り上げて、鉢植えで冬を越してください。土が凍るような寒い地域では根も枯れます。関東南部では戸外で越冬可能です。
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