毎年咲くコスモス、実は一年草なんです。

品種のご紹介

夏から秋にかわいらしい花を咲かせる、コスモス。一度植えると毎年咲くことが多いのですが、実は一年草の種がこぼれたものが翌年大きくなっているんですね。そんなコスモスを深堀します。

植物の特徴

キク科コスモス属の総称です。ピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場しています。もともとは短日植物なので秋に開花しますが、最近は日光の影響を受けずに開花する早生品種が主流になってきています。

花は一重咲ですが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種もあります。

育ててみましょう

日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育します。近年は早生品種が主流になり、春にタネをまいて夏から開花を楽しむ種がふえています。ただし、秋にならないと開花しない晩生品種を早い時期にタネまきすると、開花する秋までに草丈が高くなりすぎてしまうので、8月に入ってからまくと良いです。早生品種もまく時期が遅ければ遅いほど、低い草丈で楽しめます。

■センセーション
早生で、花が大きく強健なことから広く栽培され、コスモスといえばこの品種といってもよいほどの普及品種。

■ロードオレンジ
キバナコスモス種です。播種後、約50日から開花を始める長日開花型の極早生品種です。草丈が伸びずに側枝を次々に出し、花を咲かせ続けます。花径4、5cmほどで多花性の品種です。

■ミニコスモス
一般的なコスモスより背丈が低い矮性タイプです。お盆を過ぎた頃に蒔くと30cmくらいのミニ鉢上が、花壇植えでも70cmくらいに納まります。

■キャンディ・ストライプ
フリルの縁取りのピンク色の大きい花です。シダの様な茂った葉からフロート状の花が出現します。 切花にもお勧めです。

■チョコレート
見た目だけでなく、ほのかな甘い香りもまさにチョコレートのよう。背が高く、見栄えがします。寄せ植えの中心としてもおすすめ! 切花としても楽しめます。

■ダブルクリック
八重咲きと半八重咲きが交じる品種。密植したり、成長不良の株では、花弁が減って一重に近くなります。早生です。

自然との共生をどう考えましょうかね

コスモスの花畑は綺麗ですが、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱という意見もあります。コスモスは種で結構種で増えますので、一度増えますと広がりを止められない事が多々あります。種は風で飛んで広がりますし、鳥や動物の体に付着して遠くに運ばれる事もあります。神経質になるのも問題ですが、出来る範囲で広がらない様に気にかける事は大切かと思います。

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