馬を酔わせる? アセビの表と裏の顔。

品種のご紹介

アセビは公園や、道端に植えらていたり、花もの盆栽なども利用されます。鈴の様な可愛らしい花を付けますが、漢字では「馬酔木」を表記し、馬が酔っぱらう木という表現があります。なぜなのでしょうか? 探ってゆきます。

植物の特徴

ツツジ科アセビ属の常緑低木で、日本に自生しています。早春、枝先に10cmほどの 穂状に白やピンクの花を咲かせます。樹高は1.5mから4mほどになります。日本では、北海道を除く本州、四国、九州の山地に自生しています。

葉や茎には、有毒のアセトポキシンが含まれているため、馬が食べると毒にあたって酔ったようにふらふらとした足取りになることから、漢名で馬酔木(アセビ)と書かれるようになった言われています。多くの草食哺乳類は食べるのを避け、この木は食べ残されます。毒と分かる能力が有るのですね。

毒には毒の用途がある

葉を煎じて殺虫剤に利用されます。 近年では、殺虫効果を自然農薬として利用する試みがなされています。

育てて観賞する

アセビは鉢植えや盆栽、生垣など育てやすい花の一つです。乾燥している場所でもしっかりと育ちます。湿り気があり水はけが良いような場所に植え付けると良いでしょう。植え付けは2月から3月にかけて行ったり秋に植え付けすることも可能です。

最後に

美しい花をもつアセビ。それとは裏腹に株全体に毒をもつ植物でもあります。葉を煮て作るアセビ液は「ハダニ、アブラムシ、アオムシ、ケムシ」などに効果があると言われていいますが、殺虫成分が雨などで洗い流されるため、長く効かない可能性もあります。また人体への影響も不安がのこります。

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