食べて体験!おいしいドングリ。ハシバミ。

品種のご紹介

ヘーゼルナッツという美味しいナッツがありますが、これは「西洋ハシバミ」と呼ばれます。
今回ご紹介するのは、日本に分布している「ハシバミ」というドングリです。角が生えた「ツノハシバミ」など面白い種もあり、救難植物として庭に植えておきたい樹木です。

特徴

カバノキ科ハシバミ属の落葉低木です。
日本全土の山地の日当たりのよい山野に生えており、高さは 4~5m になります。林縁などで株立ちとなり、枝を横に長く伸ばす傾向があります。寿命は30年程度と短いです。
へーゼルナッツ(西洋ハシバミ)とは同じ「ハシバミ属」の近縁種であり、食べられる実をつけます。

葉は互生しており、掌状に丸く硬くザラザラしています。
花期は3~4月頃で、雄花は尾状花序で、雌花は芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭だけが目立ちます。受粉は風によって行われますが、雄花と雌花の開花時期がずれていることが大半です。

【西洋ハシバミ:ヘーゼルナッツ】

果実は9月から10月に熟し、やや大形の堅果で大形の総包に包まれています。近縁種の「ツノハシバミ」は、果実を包む筒状の総苞が緑色で外面に刺毛を密生し、くちばし状に長く伸びた独特の形をしています。

【ツノハシバミの実】

種子は堅い種皮の内部に主として肉質の子葉からなる白色の仁(じん)をもち、食べられます。

食用としてのハシバミ

実は脂肪分に富み、渋みがなく生でも食べられます。炒ると香ばしくなります。茶碗蒸しや煮物、アーモンドの様にすり潰して和え物や菓子などの原料にも用いられます。

庭身植えて、食料にするという考え方

植え付けの適期は落葉期の12月~2月です。実を収穫するのを考慮する場合は、雄花と雌花の時期が違い、風媒花のために2本以上の株を植えてください。「日なた」または「半日陰」の、水はけの良い環境が適しています。

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