薬膳スープや、ハーブティーとして利用されるトウキ。セリ科の植物で漢方薬として配合する材料の一つでもあります。知る人ぞしる貴重な植物です。
植物の特徴
セリ科シシウド属の多年草です。
茎は多く枝を分け、高さは20-80cmになる。茎と葉柄は赤紫色を帯び、茎、葉ともに毛は無く、葉の表面は濃緑色で光沢がある。葉は互生し、2-3回3出羽状複葉で、小葉は切れ込み、縁にはとがった鋸歯がある。葉柄の基部は鞘状に膨らみ茎を抱く。花期は6-8月。枝先に複散形花序をつける。 (Wiki Pedia より)
近縁種がいろいろあります。
本来、中国の漢方で使われるトウキはカラトウキと呼ばれる品種であり、日本で使用されるトウキとは外見や成分、香りなどが僅かだが異なります。
根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効。膿を出し、肉芽形成作用があるとされている。日本薬局方では「生薬トウキ」の基原植物は、トウキおよびホッカイトウキとされる。(Wiki Pedia より)
近年、健康志向の高まりを受け、漢方薬が注目されていますが、原料である生薬の国内生産は減少しています。生薬は主に中国からの輸入に依存していますが、中国国内需要の高まりや乱獲、輸出規制等から安定供給が懸念されています。かつて奈良県は「大和物」と呼ばれる品質の良い薬用作物のブランド産地で、その代表がヤマトトウキでした。
同じセリ科のセイヨウトウキは欧州各地に自生し、ラテン語で天使を意味する「アンジェリカ」と呼ばれることから、「天使のハーブ」といわれています。根・茎・葉には精油が含まれ、刺激を活かして食材に用いられています。茎は砂糖漬け(クリスタル・アンゼリカ)としてケーキのデコレーションに、葉は魚や果物の風味付けに、また種子はリキュールの香味付けに、さらに種子を蒸留して採るエッセンシャルオイルは麝香(じゃこう)の香りがするため、香水としても用いられるなど、様々に利用されています。
健康食品としても、利用されています。
薬膳の材料として、ハーブティーとして市販されています。根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効で、膿を出し肉芽形成作用があるとされています。
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こちらのサイトに詳しく載っていますので、参考にされてください
奈良県 産業・雇用振興部 産業政策課 新産業創出係
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