ツツジの花、咲きほこれ! 花蜜おいしいけど、要注意です。

品種のご紹介

入学や新入社員の初々しい姿を見かけるシーズンに、重ね合わせて咲くツツジ。皆様の想いでにも繋がってくる花ではないでしょうか。明るいトーンを観るだけで、ウキウキしてきますね。

植物の特徴

学術的には、ツツジ科ツツジ属の総称を「ツツジ」と呼びますが、同じツツジ属でも、一般的に「サツキ」、「シャクナゲ」と分けて呼ばれています。アジアに広く分布しており、ネパールの国花になっています。

ツツジ科の植物は低木から高木になり、葉は常緑または落葉性です。4月から5月にかけて花を咲かせます。一般的にはサツキを除く、半常緑性のヤマツツジの仲間(ツツジ属ヤマツツジ節)の総称として「ツツジ」という名称を用いますが、落葉性のレンゲツツジや常緑性で葉にうろこ状の毛があるヒカゲツツジなどを加えることもあります。

花蜜には注意が必要です

花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができたので、戦時中は子供たちの数少ない甘みとなっていたそうです。しかし多くの種には、致死性になりうる毒成分が含まれていますので、お勧めはできません。

特に毒成分が多い「レンゲツツジ」は庭木として利用されることもあるので要注意です。「はちみつ」はとてもおいしいですが、養蜂家はこれらの蜜が混入しない様に、蜂箱を設置する場所には最新の注意を払っているそうです。

レンゲツツジ
レンゲツツジ
レンゲツツジ

育てて楽しみましょう

栽培されるツツジは、日本に自生する野生種をもとに改良されているので、いずれも栽培は容易です。鉢植えでも庭植えでも楽しむことができます。
少なくとも午前中は日が当たる、腐植質に富んだ水はけのよい場所が適しています。日陰では徒長して、花つきが悪くなります。
(NHK みんなの趣味の園芸より)

さいごに(ツツジと名が付く、別種もある)

「ドウダンツツジ」はツツジ属に属しませんが、ツツジという名前が付いています。植物の名称は見た目で命名されたものが多いので、混乱が多少ある様です。

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