秋空に眩しい色のダリア。花、葉、根は食べられます。

品種のご紹介

豪華で力強く咲く大輪種から、優雅な中輪種や可憐な小輪種、シンプルな一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、大小さまざまな春植え球根です。一時期はダリは「有毒」とされていましたが、誤りで、最近はいろいろな部位を食べる試みがされています。

ダリアの特徴

キク科ダリア属の草木です。メキシコやグアテマラに自生する多年草で古くから世界中で栽培され、品種改良が重ねられて今までに作られた品種は3万品種を超えるといわれています。

初夏から咲き始め、夏の暑さに耐えて秋に最花期を迎えるます。暑さに弱いので、日本では東北地方や北海道などの高冷地の方が、色鮮やかなよい花が咲きます。

花形のタイプが10数種に分類されます。
いく重にも整然と並ぶ八重咲のデコラティブ咲き、弁先が細長くなるカクタス咲き、八重咲きの花が球形にまとまったポンポン咲きなどがあります。

そのほか、葉色の濃い銅葉系の品種や、木のように大きく育つ皇帝ダリア、チョコレートの香りのする品種など、ユニークなものもあります。

ダリアはたべられる!

花びらは、エディブルフラワーとして食用菊と同じように湯がいて、食事の色付けやシャキシャキとした食感を楽しむのも良いでしょう。濃い色よりも薄めの花びらの方が苦さが少ない様です。

葉は天ぷらにしたり、茹でて苦みを取ります。球根は、千切りにして水にさらしキンピラゴボウにして食べると美味しいそうです。

園芸用に売っている球根や、花は農薬をつかっており残留が木に成る所なので、口にする場合はご自分の庭で無農薬で育てたものを利用した方が安心でしょう。

参考)
かわにしツーリズム
 「ダリヤを食べたぞ~四季の料理教室

育て方、基本のき

最近では、開花株という花つきのポット苗や、種から育てる実生ダリアがあり、苗や種からの栽培も可能です。根は横に広がるため、鉢植えの場合はひとつの鉢に1個の球根を植えるのが基本です。株は大きく育つため、中輪系などでも大きめの鉢をおすすめします。

日当たりと風通しのよい場所を選び、性質さえ知って育てれば、栽培は難しくありません。基本的には春植え球根植物で、発芽適温は20℃以上です。植えつけ適期は、ソメイヨシノが開花する頃から梅雨があける前が目安です。

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