ジャム作りや干しイチジクをご自宅で楽しみませんか?
お店で売っているイチジク、実は完熟手前で収穫した果実なのです。 イチジクは鉢栽培でも実を収穫できますので、植え付け2年目からご自宅では樹上完熟した実を収穫する醍醐味が味わえます。
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イチジクとは
クワ科イチジク属の亜熱帯性落葉高木です。
耐寒性は若木時代は弱く、成木でもマイナス9度が限界とされています。花が咲かない様に見えますが、実は実の中に花を抱えているのです。
ザクロと同じですね。
雌雄異花なのですが、実の中に両方花をつける種もあるそうです。
日本では自家結実する「普通系」と「サンペドロ系」が利用されます。
樹の寿命は他の果樹より短いです。主要栽培品種の「ドーフィン」は、植栽後2~3年で実をつけ、最盛期はその後7~15年くらいでその後は樹勢が衰えて枯れてゆきます。
野生種である「カプリ系」はイチジクコバチの寄生や受粉が必要になります。この蜂は日本には居ません。
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ジャムの作り方
買ってきた実で作ったり、頂いて余ったものはジャムにしませんか。以下簡単な作り方をご紹介します。
1) 手で2つに割って、スプーンでくずしながら実を皮からはがす
2)鍋に、実200gに対して、砂糖60gくらい、レモン汁大さじ2杯 入れて中火で混ぜ合わせる
3) 沸騰してきたら弱火にして、焦げないように優しく混ぜて、鍋の中が2/3くらいに減るまで煮詰め、火を止める
4)粗熱が取れたら、煮沸した瓶などに移して保管します。
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干しイチジクの作り方
カリカリにするには日数を要しますが、半干しであれば3日程度食べやすい干しイチジクが出来ます。風味も良く味もさらに濃くなります!
1) 軸の方から流水で洗い軸を上に向けて水を切る。
2)半分に切って、切り口を上に向け雨が当たらない風通しの良い所に干す。干し魚用の網があればその中に入れると、虫が付かなくて良いでしょう。
3)少々縮めば出来上がり。天候により日数は左右されますが、あとはお好みで干す日を伸ばしても良いです
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育て方
栽培の適地は年平均気温15度前後、1月の平均気温3度以上の温暖地ですので東北以南が適地となります。地域によっては寒い所もありますので、お育てになる地域を確認して頂くと良いです。
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1)土の選び方
比較的土壌を選ばず各種の土壌でよく生育しますが、排水良く、保水性のある土が良い。 保水性がある赤玉土とピートモスの組み合わせが良いでしょう。
2)植え付け方法
根は植え付けるまで乾燥しないように注意し、根を広げて浅く小高く植え付けます。鉢の場合は今後の断根作業とその後の土壌追加を考えると、丸鉢よりはプランターのような横長のものに植える方が作業しやすいでしょう。鉛筆の様なまっすぐな苗の場合は、植え付けた後に表土から50cmくらいの所で切り戻し、今後の脇枝が出てくるのを期待します。
3)水やり
鉢植えの場合は、 4~10月は1日1回、夏には2回程度行ってください。露地植えの場合でも、大きな葉で水をたくさん蒸散しますから秋口まで土壌の乾き具合で水を与えてください。 特に夏場の乾燥によって土壌の水分が極端に少なくなると木が衰弱してしまいます。
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4)収穫
植え付けて1年目でも結実しますが、まずは樹形を安定したものにしてから移行安定的に収穫したほうが良いので、初めの1年は収穫せず2年目から収穫します。
5)剪定
よく繁茂するので狭い庭での栽培では、早春の剪定整姿は大切です。 貧弱で不要な枝は除いて、元気な新梢を発生させればよいでしょう。栽培に慣れてきたら、さらにお調べになって剪定の仕方によって夏果、秋果の収穫をコントロールできるようになります。
6)断根
浅い根がどんどん成長するので、特に鉢栽培は 断根 作業が必要になります。プランター型は横幅の両脇から1/4くらいを剪定はさみ等で大胆にカットして新しい土を脇に入れてください。
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苗のご紹介
実の色もさまざま。お好みの色はありますでしょうか。
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終わりに
イチジクの実が成長し始めた頃は、近くで甘い香りがします。この果物も魅力いっぱいですね。ご参考にしていただければ幸いです。
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