昔は高嶺の花。今は容易に楽しめる、花が大きなシャクナゲ。

品種のご紹介

花が大きく、派手に咲くシャクナゲは道行く人たちを振り向かせるほど、ゴージャスな品格を持っています。もともとは高山の岩場に生える植物でした。珍しい植物を発掘し世に広めるプランツハンターによって西欧に紹介されてから広まった植物です。

植物の特徴

ツツジ科ツツジ属のうち無鱗片シャクナゲ節に属する植物の総称で、常緑性の花木です。ツツジに非常に近い種類で、花が枝先に房状に咲くものを日本ではシャクナゲと呼んでいます。

ツツジは葉が小さく落葉しますが、シャクナゲの葉は常緑で厚みと光沢があり、寒い冬にも耐えることができます。赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房は見ごたえがあります。常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布し、北海道でも自生しています。

これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。

もともと高い山の岩場などに張り付くように咲くシャクナゲは採取がしにくく、さらに山は神が住む場所であり、神聖な地で精霊の化身を持ち帰る事は罰当たりな事という山岳信仰もあって、持ち帰る事が憚られていました。江戸時代の頃は「高嶺の花」だったようです。

毒がありますので注意が必要です

葉にケイレン毒を含みます。摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがあり、花蜜にも注意が必要です。ツツジ科は毒をもつ場合が多いです。

育ててみよう

シャクナゲの原種は高山に自生するため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちですが、現在、出回っているシャクナゲは、耐暑性の強い園芸品種や、日本で改良された園芸品種など、栽培が容易なものがほとんどです。

酸性土壌を好み、地表近くにたくさんの細い根が張るので、庭植えは、腐植質に富んだ、水はけのよい酸性土壌に植えつけます。

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