山ブドウってご存知ですか?ブドウの野生種で実は疎らで小さく、実の割には種が多く感じます。しかし甘酸っぱい味は日本の在来種として見直され、 ワイン、ジャム、ジュースの原料として利用され始めています。
ヤマブドウ とは??
山にあるからヤマブドウ。まぁ当然なのですが、涼しい気候を好み北海道から本州、四国あたりまで分布しています。
オス、メス株があり果実はメス株のみに着生し、オス株は花粉提供株として育成されます。最近は品種改良され、単一株でも結実するものが出てきました。バナナんぼが子供の頃、北海道で父親と山へ採りに行ったものでした。
鉢栽培の仕立て方
そんな山ブドウですが、最近は苗も簡単に入手できるようになりました。露地植えもできますし、鉢でコンパクトに栽培もできます。
行灯仕立てにして、枝を誘因すると安定した樹勢になります。強風で枝が折れる恐れがあるので、枝は行灯仕立てのリングの中に納まる様にすると良いでしょう。
ブドウとくれば、ワインでしょ
もちろん、ヤマブドウだってワインがあります。
深く濃い鮮やかな赤紫色で山ぶどう独自のシャープな酸味とアロマが特徴の味わい深い赤ワインが出来上がります。
ヤマブドウジャムはいかが?
甘酸っぱい果物は、ジャムに最適です。ヤマブドウはまだまだお店では手に入らないので、ご自宅で育てた物で作るのが醍醐味です。
1)洗った実をザルで水切りして、枝を丁寧に取り除きます。
2)500gに対して、砂糖をおおさじ4,5ハイを鍋に一緒に入れます。少しかき混ぜて砂糖とブドウが馴染ませます。
3)弱火にかけて少しすると、ジュースが出てきます。蓋をしめてコトコト煮ます。
4)あくが出てきますので、しっかりと取りながら10分くらい煮ます。
5)火を止めて、スプーンで少々実をつぶします。
6)ボールの上に目の細かいザルを置き、その上に全てあけます。
7)すり鉢やヘラ等でザルの上でゴリゴリ押しつけます。これである程度絞り汁がボールにたまります。
8)手が染まらないようにビニール袋の内側に手を入れて、その状態でザルの残りをジューっと絞ります。
9)絞り切ったら、ボールの汁を鍋に戻し弱火で煮だし、トロミが出たら火を止めて、熱いうちに保存瓶に入れます。冷蔵庫に入れて完成。
終わりに
ブドウも様々な品種があり、果物として、ワインとしてジャムとして様々に利用されていますが、ヤマブドウもこれからのトレンドとして仲間入りするでしょうか。ご興味がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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