ロングセラーのミカン、ウンシュウミカン(温州みかん)

品種のご紹介

冬ミカンといえば、代表的なのは温州みかんです。一時期は果実消費の拡大により「黄色いダイヤ」とよばれた時期もありましたが、貿易自由化や柑橘類の多様化により減少傾向にあります。最近は海外輸出も行われています。庭で育てる以外にも、鉢上でも実を付ける事が出来る楽しみがあります。

ウンシュウミカンの特徴

ミカン科ミカン属の常緑低木です。
DNA鑑定をした結果、種子親が「キシュウミカン」と花粉親が「クネンボ」推定されました
樹高は3~4mくらいで、カラタチの台木の場合は2~4mになります。
花期は5月頃で、花径3cmほどの白い5花弁の花を咲かせます。

【ウンシュウミカン】

果実は単為結果性のため、受粉せずとも結実します。自家和合成ですが、受粉しても雌性不燃性が強いため種子を生じにくく、通常は種なし(無核)となります。

【クネンボ】

果実は5 ~ 7.5 cm程の扁平形の実は熟すにしたがって緑色から橙黄色に変色します。9月から10月頃に掛けて収穫される「極早生温州」、10月から12月に掛けて収穫される「早生温州」、11 – 12月頃に収穫される「中生温州」、11月下旬 – 12月に収穫される「普通温州」があり、それぞれに多くの品種があります。

加工品や漢方でも利用されます。

ご承知の通り、ジュースや缶詰め、ジャムなどに加工されています。
ミカンの皮を「陳皮」と呼び、漢方やお茶、油分を落とす洗剤、入浴剤、土に混ぜて防虫よけとしても利用されています。

陳皮は電子レンジでチンして、乾燥する事もできます。

【陳皮】

育て方

水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。植え付けの適期は3月下旬から4月中旬です。また鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ通気をよくするのが目的で通常2~3年に1回は必要になります。

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