あの木なんだろう。行きかう人がふと立ち止まる。気になる家に、ふとしたきっかけでご縁が広がる。注目度抜群のブラシノキをご案内します。
ブラシノ木(金宝樹)
昔理科の実験で、試験管やフラスコを洗った思い出、皆さまにはありますか?あの黒いブラシが赤くなって、木に沢山なっています。そんな楽しくも、タワタに咲く花がブラシノ木。散歩する人たちは、一時歩みを止めて見とれてしまう事でしょう。
オーストラリア原産のフトモモ科の常緑性低木です。英語ではボトルフラッシュと呼ばれています。樹高は1~3mくらいになり、日本では5月~6月頃に開花します。さらに多くの品種が四季咲きで、初夏に2,3回返り咲いてくれます。
比較的寒さに強く、暑さ、乾燥に強いので庭植えに向いています。品種によっては、白、赤、ピンクなどがあります。楽しいですね。関東以南であれば、露地で育てる事ができます。ブラシに見える所は、実は長く突出した雄しべなんです。
山火事があった事がこの木でわかる
ブラシノ木は、山火事の後に種が一斉にはじけて散布する特徴があります。焼けてしまって他の植物がなくなった後に、いち早く発芽してその土地を占領する生態なのです。そのため、生息しているブラシノ木の年齢がわかれば、過去いつころ山火事があったがが分ると言われています。
鳥を呼び寄せる木
原産国のオーストラリアの本では、野鳥を呼び寄せる木として紹介されており、日本でも多くの鳥がやってきますよ。鳥のさえずりで目を覚ます生活、庭を見ながら読書もいいですね。
終わりに
注目度抜群のブラシノキをご紹介しました。次回はホンワリ和み系で、こちらも注目度が上がっているスモークツリーをご紹介します。
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