ウサギの耳のような不思議な円筒状の葉を上に向かって伸ばします。葉の表面は非常に小さな水泡状の物質で覆われていて、日光に当たるとキラキラと輝きます。ある程度大きくなると、薄いピンク色の小さなキクのような花を咲かせます。
植物の特徴
ハマミズナ科モニラリア属の棘の無い多肉植物です。
南アフリカ – 北ケープ州のスプリングボック(Springbok)近郊が原産です。
小さな塊根・塊茎を形成するメセンの仲間で、成長しても高さ15cmほどにしかなりません。塊茎の頂点からから生えてくる多肉質の2本葉です。まるでじゃんけんのチョキを出しているような、はたまたウサギの耳のような不思議な円筒状の葉を上に向かって伸ばします。
表面の白っぽいキラキラしたものは貯めてある糖分で、自生地での強烈な太陽や乾燥した気候から水分の蒸散を防ぐ役割があると考えられているそうです。
葉は綺麗な緑色をしていますが、太陽に長時間当て続けると赤味を帯びてきます。
成長期がピークに差し掛かると、薄いピンク色の小さなキクのような花を咲かせます。
育て方
涼しい季節に成長する冬型種です。成長期である秋から春にかけては、日光のよく当たる明るい場所で管理します。暖かくなってくると葉が落ち始め休眠します。その頃から少し遮光をし、風通しの良い場所で管理します。夏の蒸し暑さにとても弱いので涼しく過ごさせます。
寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて、屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理します。
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