King of Nutsと呼ばれるマカダミアナッツ。スィーツ、スナック菓子、お酒の共にと一度は食べた事がある方が多いのではないでしょうか。栄養価が高く健康的という事で女性にも人気です。育てる楽しみもありますよ。
どんな植物なの?
ヤマモガシ科マカダミア属の常緑樹です。原産はオーストラリアのクィーンランド州。現在、ナッツの生産はオーストラリア産とハワイ産が占めています。ナッツは歯ごたえはもろめでややしっとりとしており、味は淡白です。ちなみに「マカダミア」とは地名ではなくオーストラリア人科学者であった、”ジョン・マカダム”の名前を学名にしたものとされています。
■マカダミアナッツの一生(約2分)
オーストラリア・マカダミア協会 様
■Macadamia harvesting(約2分)
Australian Macadamias 様
通な人は自分でローストして楽しもう
マカダミアナッツは加工されたものだけが輸入されている訳ではありません。「生マカダミアナッツ」というものが通販で手に入ります。塩も油も添加されていませんから、ご自分好みでローストして食べると、こうはもう無常の喜びとなるでしょう。後半ではロースト方法の動画も載せますよ。
■【日本語字幕】マカダミアナッツのロースト方法(約2分)
オーストラリア・マカダミア協会 様
オイルは理想的な成分で構成されている
マカダミアナッツは、おいしいだけではありませんよ。 脂肪酸組成の80%をオレイン酸とパルミトレイン酸の一価脂肪酸で占めています。飽和脂肪酸は17%と低く、高い酸化安定性があり、理想的なヘルシー油です。
オイルはサラダドレッシングとして、炒め物、そしてロースト料理や牛肉、魚、チキン、野菜料理などに最適です。パンを焼く際にも利用出来、特にペストリーに適しています。さらに、手作り石鹸やコスメにも利用できます。
さらに、アロマテラピーで希釈油やマッサージオイルにも利用されています。
そして、苗も入手できる!
生育適温は10~25℃。熱帯果樹ですが耐寒性が多少あるので、温暖な地域であれば戸外での栽培もできます。外で管理する場合は、霜や強風の当たらないところに移動してください。10度以下になると成長が止まってしまうため、屋外越冬の場合は、葉が傷んだり落葉することがあります。-5°Cくらいまで耐寒性がある 「バーモント種」などもあります。試験的や趣味レベルで収穫事例がある様なのであなたもチャレンジしてみてください。1本でも実がなります。
■ ハワイ島のKAU 種
寒さには比較的強いですが最低5℃はたもつようにして下さい。乾燥にも比較的強いですが表面が乾いたら潅水してください。
■品種不明
最後に
利用価値が多いマカダミアナッツ。まさに King of Nuts。 バーモント種は成長が早く、実がなるまでの期間が4年と短いです。さらに花が咲いてから収穫までの栽培期間も短く、耐寒性もある様です。この種は熱帯植物専門の通販等で販売されている事がありますので、そちらも要チェックです。
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