We Love クランベリー この愛らしい果実

品種のご紹介

ジャムやジュース、ハーブに、そして育てる楽しみのある可愛らしい実のクランベリーは、おしゃれなトッピングアイテムでもあります。今回の特集は、クランベリーです。

植物としてのクランベリー

ツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜族に属する、常緑低木の総称です。寒帯の酸性沼地に見られます。日本では東北以北が生育可能ですが、量産はされていない様です。

主な種類は「ツルコケモモ」、「ヒメツルコケモモ」、「オオミツルコケモモ」が有名です。高さ10cm程度の低木で、花は、薄暗いピンク色の反り返った花びらでかわいらしいですよ。

収穫方法は、畑を完全に水に沈めて木を許す事で果実が外れ、水中に浮かんだものをすくい捕ります。もともと沼地の植物なので、このまま防寒の目的で春まで水を張った状態にするそうです。

収穫風景
呼び方
  • クランベリー(Cranberry)
  • マウンテンクランベリー(mountain cranberry)
  • リンゴンベリー(lingonberry)

果実の特徴

大きさは長さ1~1.5cm程の楕円形で表皮の色は赤から黒に近い赤です。とても酸味が強いために、生食には向きませんが、加工品として利用されます。七面鳥の丸焼きに添える甘い「クランベリーソース」はアメリカやカナダの感謝祭には欠かせないものとなっています。

加工品の紹介

生食には向かないため、加工したものが親しまれています。

ドライフルーツ

ヨーグルトに添えたり、菓子やケーキのトッピングに使われます。

ジャム、コンポート、ゼリー

甘く柔らかく仕上げたものは、単独でも楽しめますが、ケーキ、紅茶などに入れて楽しむ事もいいですね。

ジュース

酸味が強いので、他のフルーツと混ぜて作られる事が多い様ですが、100%ジュースも販売されています。ご自分でカクテルする方向けなのでしょうね。

健康としてのグランベリー

いろいろな効用があると言われている、クランベリーです。エビデンスとして発表されているのは、実に含まれる「プロアントシアニジン」が尿路感染症に効果があると学会に発表されたそうですよ。本当に効果があるのか、追試もされたようです。まぁ、何事もほどほどに摂取するのが無難かと個人的には思います。

苗も入手できる!

最近は園芸ショップでも、売られるようになりました。お家でかわいらしい花や実を眺めるのも、ゆったりとした時間を楽しめるかもしれませんね。 クランベリーは基本的に日当たりがよく、風通しのよい涼しい環境を好みます。土も排水よく、水もちのよいものが適しています。土の表面が乾いたならば、鉢ぞこから流れるぐらいに十分水やりします。寒さには強い植物です。

最後に

北アメリカ北部、東部が原産と言われております。冷涼地の果樹で、暖地では成長が悪く、果実も本来の味になりませんので、冷涼地以外では観賞の域を出ません。ジャムなど加工する場合は、輸入品を使った方がおいしい様です。

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