まるでバナナ? 庭木にカンレンボク!

品種のご紹介

バナナに似た植物というものがあるのですね。香りが似ている「オガタマ」、バナナアクセサリーの様な、カンレンボク。今回は後者のカンレンボク特集です。実や花がかわいいな~。

植物の特徴

中国原産の ミズキ目ヌマミズキ科カンレンボク属の落葉高木です。20m~30mくらい高くなります。 葉は長楕円形で光沢があり、葉脈がはっきりしています。 葉表毛は無毛ですが、葉裏の基部には綿毛が密集します。葉の色合いが涼しさを誘います。
夏に淡黄色の花を咲かせ、秋に黄緑色をした球形の集合果をつけます。

用途としては、街路樹や家具等の加工材、製紙材として利用されています。果実、根、茎葉に抗癌効果があり薬用とされています。中国ではカンレンボクの生命力が強く果実が多数成ることから子々孫々繁栄を表す喜びの木ということで、キジュ(喜樹)と呼ばれます。

植えてみよう

日当たりが良く水はけのよい場所を好みます。土質はあまり選びません。成長は早いです。芽を出す力は強いため、剪定によってある程度成長を抑えることはできます。

おしまいに

果実は晩秋から初冬にかけて成熟したものを採取し、日干しで乾燥させたものが、生薬名「喜樹果(きじゅか)」と呼ばれます。根および根皮は一年中採取が可能ですが、秋期が採集の適期とされます。生薬名は「喜樹根」「喜樹根皮」です。植物全体にアルカロイドのカンプトテシンを含んでいます。

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