沖縄や石垣島に旅行に行った方なら、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。可憐な明るい花は南国の花を想像させます。
提琴桜(テイキンザクラ)
西インド諸島原産の常緑低木で、トウダイグサ科ナンヨウアブラギリ(ヤトロファ)属に分類されています。この植物の名前は葉の形の特徴から来ています。提琴はバイオリンを意味しており、葉をバイオリンに見立て、花を桜に見立てたのが名前の由来の様です。
日当たりの良い暑い場所や海辺にも耐える強い品種で、アメリカフロリダ南部やキューバでとてもポピュラーな花です。夏の暑さには強いのですが、 冬の寒さには耐寒温度は8度とかなり寒さに弱いので、冬は室内で管理するのが良いです。 日が当たって温度が確保できれば、周年開花もあります。
綺麗な花には、〇〇がある。
改良品種も入れると175種類ほどあり、室内用になるものがあります。
キョウチクトウやポインセチア同様に、 種に至る全植物に毒性があります。 剪定の時などに出る白い液体に触れるとかぶれる人もあり、 扱いには十分注意が必要と言われています。
苗を入手して育ててみよう
ナンヨウアブラギリ属(ヤトロファ)には、テイキンザクラの他に、とっくり状の株姿がユニークなサンゴアブラギリ、 樹液から石けんの成分がとれるナンヨウアブラギリなどが有名です。 いずれも乾燥に強いものが多いですが、寒さには弱く、霜に当たると枯れてしまいます。冬は乾かし気味に管理すれば、最低気温が2~3℃程度まで下がっても、落葉はしますが寒さには耐えるようです。
最後に
テイキンザクラは寒い地方は、鉢植えをお勧めしますが暖かい地方ですと露地植えができますので庭木にも良いでしょう。ヤトロファ達の開花期は5月から10月くらいになります。奇抜な恰好の種もありますのでコンパクトに育てて楽しんでください。
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