美しい、アラマンダの花よ。実はプルメリアと親戚です。

品種のご紹介

黄色やピンクの花々が美しい、アラマンダ(アリアケカズラ:有明葛)は、熱帯植物園や、沖縄、宮古島などで見る事ができます。

アラマンダの特徴

キョウチクトウ科アラマンダ属の常緑蔓性半耐寒性の熱帯性低木です。南米ギアナが原産地と言われているアマランダは、別名 ゴールデントランペットとも言われています。有明葛の由来は「有明海にゆれる灯火のイメージから」という説が有る様ですが、明確な文献は見当たらないそうです。植物の名前で「XXカズラ」と付いているものは、一般的にツル性の植物をさします。

アラマンダは生育環境によって樹形に変化が生じ、日本ではつる性の状態が多い様ですが、熱帯の強い光で育つとコンパクトなブッシュ状になるそうです。また、品種が多く矮性種や大輪の花、八重の花などもあります。全株が有毒で、特に乳液の毒性が最も強いので剪定する時などは注意が必要です。

アラマンダの仲間 キョウチクトウ科

アラマンダを含め、キョウチクトウ科の植物は高木から草本までさまざまな形態があり、つる性のものが多いそうです。乾燥地帯で多肉植物になったものや、温帯で多年草で分布しているものもあります。多くは乳液を含み、有毒種が多いですが一部は薬用に用いられます。

代表的なもので「キョウチクトウ」、花壇でよくみられる「ニチニチソウ」、ハワイで有名な「プルメリア」などがあります。

鉢植えで育てられる

低温に弱いので、10℃以上の気温に保つことが必要ですが、環境をクリアできれば日本本土でも育てる事ができます。低木のヒメアリアケカズラ(A. neriifolia)は、花はやや小さいですが花つきがよく、鉢物としても流通しています。熱帯では花は周年ですが、日本では4月~10月が開花期となります。

オオバナアリアケカズラ

Allamanda cathartica ‘Hendersonii’)花が大きく花つきがよい品種。
沖縄などで緑化樹として多く植栽されている。

アラマンダ・ビオラケア

Allamanda violacea)ブラジル原産で、花はやや小さいが鮮やかなピンク色が人目を引きます。

最後に

アラマンダの花が風に靡く姿は素敵です。南の国のイメージをもつこの植物は、リゾートホテルの名前にも良く使われています。陽当たりがよければ土質を選ばずに育って開花しますので、沖縄では環境の厳しい道路わきや海岸に近い公園などに普通に植えられています。やるな~。

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