赤紫の密集した花をボール状に開花させます。人の身長と同じくらい大きくなる巨大なアリウムです。かわいらしく、存在感のある植物は人目を惹きます。花もちもよいので、生け花やフラワーアレンジメントの需要もあります。
植物の特徴
ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)の総称です。ニンニクやネギと同じ仲間です。
葉のない長い花茎とその頂部に傘形または球状の花序がつく姿は、ユニークです。アリウムは種類(品種)によって背丈と球根のサイズが異なります。一番代表的なアリウムはギガンチウムで、人の背丈と同じくらい大きくなります。
5月下旬から6月上旬に、赤紫の密集した花をボール状に開花させます。これらは、5mm位の花が千個近くも集合した直径20cmあまりの巨大な「ネギ坊主」なのです。鱗茎は直径10cm以上もあり、葉は幅5cmくらいの剱状、草丈80cmくらいになります。
似たようなボンボンを付ける花序には、「アリウム・ミレニアム」、「アリウム・グローブマスター」などがあります。
育てて楽しみましょう
寒さに強く、球根植物で、植えっぱなしでも毎年きれいな花を咲かせてくれます。花壇や鉢上で気軽に育てられます。ギガンチウムの様な大きな球根をもつ種類は、高温多湿で腐りやすいので、初夏に掘り上げると毎年楽しめます。
日当たりのよい場所を選び、水はけの良い中性~弱アルカリ性の土に植え付けることが良いです。球根は、9~10月に植え付けます。6号鉢に1球が植え付ける目安です。深さ5cmほどのところに植えましょう。花が咲き終わった後に種ができますが、種から育てると開花しるまでに5年ほど掛かりますので、初めて導入される場合は球根や苗をお勧めします。
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