花は小さくて目立ちませんが、果実が炸開すると赤いかわいらしい形状になります。これらの実の色合いや紅葉を楽しめる、そんな日本に自生している仲間たちをご紹介します。
ニシキギ科の植物たち
熱帯から温帯にかけて非常に多くの種類があります。大半が常緑か落葉の大木で、ツルウメモドキのようにツル性のものもあります。日本にはその他に、ニシキギ、マサキ、ツルマサキ、マユミ、ツリバナなど庭木や生け花に利用されています。
■ニシキギ
若い枝は表皮を突き破ってコルク質の2-4枚の翼(ヨク)が伸長するのが特徴でニシキギ科の中では識別しやすいです。剃刀の木とも呼ばれています。
■マサキ
若い茎は円く、緑色が特徴です。
■マユミ
葉は対生で細かいのこぎり歯(鋸歯)があり、葉脈がはっきりしている。1年目の枝は緑色をしている。
■ツリバナ
冬芽が細長く尖るのが本種の特徴です。花は5月から6月に咲き、長い柄ある花序ができます。
■ニシキギ科の花(約4分)jh3ekh 様
シンボルツリーや盆栽で楽しむ
日本全国に自生しているので、比較的簡単に育てる事ができます。また盆栽として楽しむ方もいらっしゃいます。
最後に
乾燥地は苦手で適度な湿気を好みます。直射日光の当たる場所よりも半日陰程度の場所に植えるのがよいです。もともとは、川の近くの斜面等に生えている植物です。かわいらしい実は、シンボルツリーとして庭木にしたり、盆栽のアクセント付けとして利用されます。
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