あまり流通量が多くないため、専門店で入手するのが通常です。ピンク色を中心に美しい色合いです。洋ランを育てた事のある方なら、ぜひともトライしたい品種です。
植物の特徴
ラン科リカステ属の多年生草本です。
メキシコ・ガテマラなど中南米の高地に生息しているランの仲間です。3枚の萼片が非常に大きく発達し、ちょうど三角形に見える花形がとても特徴的で、主にピンク色を中心とした美しい花色で人気のランです。花として観賞している部分のほとんどはこの萼で、花弁は小さく中央にあります。着生種と岩の上に出るものや地上種があります。
大きな球根状のバルブを地上部にもち、常緑性でとても大きな葉をバルブの上に展開します。一部の種類は落葉性で、冬になるとすべての葉を落としバルブのみで春まで過ごします。
多くの交配品があります。美麗な花形と花色、それに栽培の容易さを求めての交配が多く、特に「スキンネリ」は本属で最大級の花をつける美麗種で、交配親として重視されてきたそうです。もともと花は大柄なので、超大輪花は径18cmにもなります。花色は白から赤、黄色、緑系などがありますが青系はありません。
育成チャレンジしてみましょう
標高1.000m以上の高地に自生しているので最低5℃くらいまで低温には耐えられますが、夏の高温を好まないので夏期の管理が重要になります。
遮光ネットで光の量を50%ほどに調節したり、簡易ミストを使って乾燥を防ぎ、湿度を保つ工夫も良いです。特に風通しには十分注意し、常に葉が風で揺らいでいる状態をつくり上げるよう工夫します。手間暇かかりますが、翌年も開花した時の喜びはひとしおです。
詳しくは、専門書やネット情報収集をしてぜひチャレンジしてみてください。
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