夏に界隈などを散歩すると、ピンクのほんわりとしてピンク色の木を見かけます。思わずピンクの花々が沢山開花している木があると、立ち止まって見惚れてしまう優雅なネムノキ。今回の特集です!
植物としての ネムノキ
マメ科ネムノキ亜科の落葉高木です。マメ科だけあって、結実後に出来る鞘はエダマネを大きくしたような形ですね。
陽樹として荒れ地に初めに生えやすい先駆種でもある。根には豆科特有の根粒菌との共生が成り立っているそうですよ。
日本では、本州以南に自生していますが、一部は北海道でも露地で越冬出来ています。 和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来しています。 塩害に強い特性から、日本では古くから海岸線の防風林として利用されています。
最近観賞植物で同じマメ科の「エバーフレッシュ」という植物を良く見かけるようになりました。 ネムノキは落葉樹に分類されますが、エバーフレッシュは冬でも落葉せず美しい姿を保つので人気があります。
苗も入手できる
観葉植物としても楽しめるネムノキです。鉢植えや路地植えで楽しめます。
■赤花ネムノキ
一般的な”ネムノキ”のように大きくならず、気温が高い季節は花を次々咲かせます。
非常にコンパクトなタイプで背丈も高くならず、鉢植に向いています。
寒さにも比較的強く、0度程度までは大丈夫です。
最後に
ネムノキの仲間(ネムノキ属)は150種ほどありますが、その中でも耐寒性があり日本で自生しているものは「ネムノキ」だけと言われています。 大切にしてゆきたいですね。
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