ブルーのハーブティー、ソーダやカクテル、菓子の色付け。さまざまな分野で利用され始めています。そしてこの青いお茶にレモン汁を加えると、ピンク色に早変わり。美容と健康にも良いと言われ、とても注目されています。
植物の特徴
マメ科チョウマメ属の多年草植物で、タイやベトナム等の東南アジアを原産です。
約30種が分布するつる性の植物で、その中でも栽培されているのはクリトリア・テルナテアとその園芸品種となります。本来は毎年花をさかせる多年草ですが、日本では冬までに寒さで枯れてしまうことがあり、一年草として扱うことが多い様です(家に取り込むと越冬させる事ができます)。
5月頃に種をまくと、夏~秋まで花を楽しむことができます。暑さには非常に強く、炎天下でも花を咲かせます。つるが長く伸びるので支柱やネットに絡ませて栽培します。
花色は鮮やかなブルーで径3cm前後で、葉の付け根ごとに1~3つ咲かせます。園芸品種には八重咲きの品種もあります。また、白や赤みがかったオレンジ色、ピンク色の花を咲かせる変種も知られています。花後に長さ10cm前後のインゲン豆に似た扁平な莢(果実)が付き、若くてやわらかいものは食用になります。葉は飼料にも使われます。ただし根には少し毒を含んでいるそうです。
利用用途
花には、青色色素のデルフィニディンが含まれています。タイでは、チョウマメの花の搾り汁によって、お菓子などの染料として使用することが多いそうです。搾り汁にライムやレモン等をいれると、紫色や水色などに変化します。
ハーブティーの淹れ方
バタフライピーの茶葉やティーバックが販売されているので、それを利用すると良いでしょう。味はほとんど無く、ハーブ特有な癖は全くありませんよ。
- 耐熱性のピッチャーにバタフライピーの茶葉、熱湯、砂糖を入れて5分蒸らす
- 鮮やかな青色になったらカップに注ぐ
- レモン汁を入れて完成
■色が変わる!?不思議なドリンクの作り方/イリュージョンティー(2分少々)
Party Kitchen – パーティーキッチン 様
お菓子などの着色に
ゼリーやケーキなどお菓子の色付けとして使われたり、飲む以外にもオーガニックの着色料としてなど、色々な場所で使われています。パウンドケーキやパンなどのマーブル模様にアレンジも可能です。いろいろ工夫すると楽しいですね。
お家で育てて、青い魅惑のティーを飲みましょう!
種や苗が流通していますので、それを利用すると良いでしょう。
種は5月頃に数日水に漬けておいた種を植えると、発芽し易いです。
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