風にそよぐオリーブの銀色と緑の葉。青空に映えますね。
小苗から、中苗、大木の切り株など最近はさまざまなサイズを購入して
楽しむことが出来るようになりました。
オリーブの魅力
- 耐久性があるので育てやすい。
- 観葉植物としてスタイリッシュにお庭や店先に飾る事ができる。
- 露地に植えると、大木になるので家の目隠しにも利用できる。
- 実はピクルスやオリーブオイルとして楽しめる。
- 葉は炒めてハーブティーとして利用できる。剪定時の廃棄葉を活用。
結実を目指すなら、複数品種の入手をお勧めします
実を得るためには違う品種の受粉が必要です。
1本でも結実すると宣伝している品種もありますが、それでも他品種があった方が実付きが良くなります。
また、その年に伸びた枝に翌年花をつける特徴があるので、剪定には注意が必要になります。
人口受粉の必要はあるの?
品種によって若干開花時期がずれます。同じ株でもだんだんと開花してゆきますので、一度に全て咲き一度に全て落花する事はありません。
そのため、手元の株数が少ない時は、早生で遅咲き時期と晩生の早咲きの重なった時期を選んで、綿棒などを使い人工授粉すると実付きがよくなるでしょう。
ピクルスやオイルを作るには?
欧米や日本では「苛性ソーダ」(水酸化ナトリウム)を使う事が多いですが、一般家庭では危険なので推奨しません。
塩漬けによる脱渋処理でおいしいピクルスが出来ますし、オイルは揉みつぶし、不織布で分離する事で作る事ができます。
手間暇はかかりますが、薬品を使わなくても作って楽しめますよ。
耐寒性など
幼苗は特に寒さに弱く、5度以上の所で育てると安心です。
品種によって耐寒性は違う様ですが、マイナス3度以上になるところは防寒対策が必要です。
また「最低気温」だけ守っていても枯れてしまう事があります。
さらに寒くなっても瞬間的な気温なら耐えられる場合や、最低気温内でも吹雪や強風などにより体感温度が下がって枯れてしまう事もありますので、あくまでも指標としてお考え下さい。
路地植えと鉢栽培の楽しみ方
乾燥に強いために、露地植えや鉢栽培でもあまり水やりは気にしなくても枯れる事はありません。
鉢の場合は、各年くらいで根の切り詰めや土替えなどをしながら、適度な剪定をする事で実の収穫もできます。
人気の4品種をご紹介
直ぐに結実が楽しめる、小苗~中苗をご紹介します。
【ミッション】
直立型の樹形。ピクルスやオリーブオイルに加工される。
【ネバディロブランコ】
半直立型から開帳型の樹形。
小ぶりな果実だが、オイル用として主に栽培されている。
豊富な花粉量と花が咲く期間も長いので受粉樹としてもよく利用される。
【チプレッシーノ】
直立型の樹形で樹高は低め。
果実はピクルスやオリーブオイルとして食用にされる。
豊富な花粉量なので受粉樹として人気がある種類。
【ルッカ】
剪定せずにいると横に広がる開帳型の樹形。
オイルが豊富な果実からはフルーティーなオリーブオイルが採れる。
最後に
オリーブは利用価値が高く、昔から人々に利用されてきた木です。
苗木はホームセンターで現物を見て購入できるメリットがありますが、
営業時間内しか利用できない事、置いてある品種以外にトータル的な検討
が難しいなどが挙げられます。
通販でしたら、好きな時間に検討ができ発送手続きも簡単にできるので
本ブログなどを参考にされて、購入されてみてはいかがでしょうか。
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