河内晩柑( 美生柑 、ウワゴールド)をご存じでしょうか。ザボンという柑橘の実の一品種なんです。日本の南部では有名ですが、北に行くほど知名度が小さいかもしれません。このジューシーで食べ応えのあるザボンは、6月いっぱいが旬です。
ザボン ジャボン ブンタン ボンタン
柑橘系は雑交(違う種同士の受粉による特性の変化)や枝変わり(突然変異で枝単位で違う特徴が発生する事がある)で誕生した品種が多いですが、ザボンは雑交や枝分かれではなく、単一の種なのだそうです。 このザボンからはさらに雑交などでグレープフルーツやナツミカン、ハッサクなどがこの流れを汲んでいるのだそうです。
皮の剥き方はいろいろありますが、グレープフルーツの様に食べる場合は、真横から2つに切って召し上げるのが多いですが、次の動画のように綺麗に実を食べる方法もあります。
ザボンの品種
ザボンの品種の中で、河内晩柑はグレープフルーツの様に果汁が多いですが、苦くないため多くの人に愛されています。また一番大きな実を付けるものに晩白柚(バンペイユ)があります。
加工食品としてのザボン
ご年配の方なら「ボンタン飴」をご存じでしょう。 皮や果肉を用いた砂糖漬け(ザボン漬け、分担漬け)、マーマレードが有名です。
最後に
生食に、ジュースに、加工したりと応用範囲が多い、大型果実のザボン。食べ応えがあり、苦くないのでぜひともお勧めします。
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