黄花だけじゃない。春を告げる、フクジュソウ。

品種のご紹介

雪の中から黄色い花を覗かせる。未だ葉が茂っていない林に光が地面まで届いて、そのわずかな時期に花を咲かせるフクジュソウ。最近は、黄色以外の色を持つ園芸種も出てきていますよ。

植物の特徴

キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草で、自生地は北海道から九州にかけて、4種が山野に自生しています。花期は初春で、3から4cmの黄色い花を咲かせます。 花は花弁を使って日光を花の中心に集めて、その熱で虫を誘引している様です。日光が当たると花は開き、日が陰ると閉じます。夏になると地上部を枯らせ、地下で過ごします。

根は真っすぐでゴボウに似ており、太いものを多数持っており、毒性が強いです。地面から芽を出したばかりの頃は、フキノトウと間違えて誤食しやすいので注意が必要です。江戸時代より多くの変わり花が選別され、古典園芸品種も多く見られます。

育て方

明るい木もれ日を好みます。鉢植えの場合は、芽出しから開花までは午前中日の当たる場所が良いです。葉が固まるころからは、ゆるやかな風の流れる明るい日陰や、木もれ日の下に置きます。夏前には落葉するので、地上部が枯れたら棚下などへ移動させて、ゆっくりと休眠させましょう。 根が太く大きいので、鉢は大きめで深めのものが良いでしょう。

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