葉がつややかで、コンパクトから巨大樹へ。シマトネリコ。

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美しい小葉が規則的に並ぶ奇数羽状複葉から降り注ぐ木もれ日が、涼しげでさわやかな印象を与え、人気を呼んでいます。主に洋風ガーデンへのレイアウトや、シンボルツリーとして利用されます。常緑樹でありながら柔らかい樹形を楽しめる数少ない庭木で、剛健な性質から土や環境を選ばないというメリットもあります。雌株であれば花を見る事もできます。

シマトネリコの特徴

モクセイ科トネリコ属の常緑樹で、熱帯から亜熱帯の山間部に自生する高木です。
雌雄異株で、寒さのダメージは花の咲く雌株の方が大きい様です。

5月下旬から7月にかけて、枝先に小さな白花が房のように咲き、やがて結実して白色の翼(よく)をもったタネが見られます。タネは樹上に長くついているので、遠目に見ると花が咲き続けているようにも見えます。

街路樹に利用される場合は、幹が1本で見通しのよい単幹仕立てがほとんどですが、庭木としては、細い幹が数本立ち並ぶ株立ち仕立てのほうが、柔らかで自然な感じで人気があります。

果実についた翼は風に吹かれてプロペラの様に機能する為、少し離れた場所へ種が飛んで発芽をする様になっています。

育てかた

シマトネリコは最低気温が-3℃以上の地域ならば庭植えにすることができます。ある程度の耐陰性もあるため、観葉植物として育てることも可能です。北風の当たる場所へ植栽する場合は、寒さにより落葉する事がありますので、関東圏においては半常緑性という認識で取り扱うのが無難です。関東より北は越冬が難しいです。

とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。コンクリートの近くに植栽して数年すると根がコンクリートを持ち上げてしまうことがありますので気を付けましょう。小さなシマトネリコを維持したい場合は、プランター植えをおすすめします。プランターは乾燥対策が最重要となり、水遣りはもちろん雨に当たり難い葉への葉水をする等のメンテナンスが必要になります。

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