細い枝に雀が群れてとまる比喩!? ムレスズメ(金鵲根)

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細い枝に可愛らしいマメ科の花がずらっと並んだ様子は、ちっちゃな雀たちが枝にとまっておしゃべりしている様です。樹勢の特性を生かした盆栽にも利用されています。魅力的に見えてきませんか!?

植物の特徴

マメ科ムレスズメ属の落葉低木です。
中国の北部と朝鮮半島に分布しており、山地の明るい斜面に生え、高さは1~2.5メートルになります。葉は偶数羽状複葉で、倒卵形から卵形の小葉が2対つきます。秋には黄緑色に黄葉します。枝には先の鋭いトゲ(托葉)がついています。

4月~6月頃に黄色い特徴的な花を咲かせ、咲き終わりになると赤みを帯びてきます。雌雄同株ですが結実は難しく、地下茎を伸ばす性質があるため株分けや挿木で増やされています。根が太りやすい割には幹枝の太りが遅いため、盆栽では根を露出させて幹に見立てる作り方が多いようです。

いくつかの品種があり、矮性種のコバノムレスズメ、常緑性のツクシムレスズメ、枝が垂れる性質のシダレムレスズメなどがあります。

育てて観賞を楽しむ

丈夫で暑さに強く、痩せた場所や乾燥にも強いですが、肥料を効かせることで花芽がよくつ様です。多くの花芽を付けさせるためにはよく日に当てる必要があります。寒さにはさほど強くないので、冬は保護が必要です。

丈夫な木で繁殖力が強いので、露地に植える場合は増えすぎても困らない場所を選ぶ事や、長い刺がありますので扱いに注意をする必要があります。

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