白いすだれの様な花と、エメラルドブルーの輝く青い実を付けます。日当たりのよくないところでもよく育つので、グランドカバーとして広く利用されています。
けなげに咲く、ノシランの特徴
ユリ科ジャノヒゲ属でアジア原産の宿根草です。
「ラン」という名前が付いていますがラン科の植物ではありません。東海地方より西、四国、九州、南西諸島、韓国の済州島などに分布します。
長さ50cmほどの細長い葉を湾曲しながら下向きの伸びます。ヤブランよりは大型で葉も長くて幅広く濃緑色で表面に光沢があります。草丈は80cmほどになります。
8月から9月頃にかけて、葉の間から花茎を斜め上向きに長く伸ばし、その先端に真っ白い小さな花を穂状にたくさん咲かせます。花穂の軸も真っ白で美しいです。秋から冬にかけて実(タネ)がなります。最初は緑色で、その後は鮮やかな青、紺と徐々に変化します。
葉に白い筋や黄色い斑点などの模様が入る品種は、鉢植えにして観葉植物のように楽しめます。同属のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)もグランドカバーや下草など造園に広く利用されます。
植え付け、育て方
半日陰で風通しのよいところを好みますが、幅広い適応力があり、日陰地から日当たりのよいところまで対応できます。株分けしたものを3~4月に植え付けます。遅くならなければ秋でも差し支えありません。深さ20~30cmほどの植え穴を掘って植えつけます。
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