毛織物のさわり心地。見て触てホットする。フランネルフラワー。

品種のご紹介

葉色、花色とも自己主張せず、ほんのりほっとするフランネルフラワー。細かい毛が密生する花や枝葉の手ざわりは、軽く柔らかい毛織物のフランネルに似ています。以前は切り花で知られていましたが、最近は鉢ものも増えてきました。

ふわふわなきみ、特徴はな~に?

オーストラリア原産のセリ科アクチノータス属の多年草です。
アクチノータス属の植物は、オーストラリアに約20種、ニュージーランドに2~3種が分布していますが、フランネルフラワーとして流通しているのは、ヘリアンティ種です。

花期は3月~10月で、白っぽい緑色をした葉のなかから、白くやわらかな花を咲かせます。花径5~8㎝程度で花弁のように見えるのは、花序を包んでいた葉が変化したものです。代表品種の「フェアリーホワイト」は四季咲き性が強く、次々と花を咲かせ、花期が長いのが特徴です。

暑さ、寒さにやや弱い性質で、高温多湿の環境を嫌います。
強酸性の土壌を好むため、植え付け時の用土にも注意が必要です。
あまり寿命の長い植物ではなく、経年と共に暑さに対する耐性が低くなっていきます。

■Vol.17 フランネルフラワーの育て方(約3分弱)
eHillsClub

Vol.17 フランネルフラワーの育て方

育てて楽しみましょう

水はけがよい酸性の土を好みますから、酸度無調整のピートモスと鹿沼土を半量ずつ混ぜた用土を使って、根鉢をくずさずに植えるのがポイントです。

日当たりが良く雨が当たらない場所が適しています。雨に弱いため、鉢植えで育てた方が管理がしやすいです。乾燥した空気を好むので、花が咲き終わったり葉が枯れたら摘み取ってあげて、風通しを良くしてあげると良いでしょう。

暖地であっても、霜の心配がある場合は霜よけを設置して下さい。鉢植えの場合は、室内では日の当たる窓辺などに置き、15℃以上の気温があれば、花を咲かせます。

■天使のウィンク
一般的なフランネルフラワーよりも小型で花も小輪で茎の長さも短めのため
コンパクトで寄せ植えに入れるのに良い。

■フェアリームーン
花色がクリーム色となる黄花系のフランネルフラワーです。

■エンジェルスター
従来種に比べて花はやや小振りで非常に花つきのよい四季咲き種。草丈60cm以上になるので、家庭で切り花として利用も出来ます。寒さに強く0度まで耐えます。

■リトルエンジェル

従来種に比べて花はやや小振りで非常に花つきが良いです。
今までのフランネルよりお花が小さく、多花性なのでいっぱいお花が楽しめます。

■ファンシースノー
秋咲き品種。切り花用の高性品種で、草丈100cmほどに育ちます。

■フェアリーホワイト
春と秋の2度咲く品種です。花の端が緑色をしています。矮性なので鉢植えに向きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました