日本で馴染みがなくても、海外では超有名! タロイモ(カロ)。

品種のご紹介

主食にしている国もありますが、海外ではスィーツの材料としても利用されています。なんとタピオカの原料として使われる事もあるそうです。タロイモは、ジャガイモ、サツマイモ、ヤムイモにつぐ生産量で、人々とのかかわりが深い植物なんですね。

ほっこりうまそう、タロイモの特徴

タロイモ(コロカシア)は、サトイモ科サトイモ属の植物のうち、根茎を食用とするために栽培されている栽培種の総称で、半耐寒性落葉多年草です。

実は「サトイモ」も「タロイモ」の一種であり、タロイモの北限植物なのです。日本ではエビイモ、エグイモ、京料理のカラノイモ、タケノコイモ(京芋)、南日本のタイモもなどがあります。
日本でタロイモと呼ぶ場合は、南方系サトイモの総称として用いられます。

タロイモは湿潤な熱帯を中心に110属1500種が世界に分布しています。
花穂を包みこむような苞と、ハートに似た葉を持つ種が多く、ミズバショウのように水生のほかに、他の植物に着生する種もあります。食用とされるものと、サトイモ属の一部やアンスリウム属のように観賞用に栽培されるものがあります。

日本で食べられているサトイモ(タロイモ)には独特のヌメリ感がありますが、海外のタロイモにはこのヌメリ感が少ない様です。食感は海外のタロイモのほうがあっさりで柔らかくねっとりとした感じがするそうです。

また観賞用として、黒葉の「ブラックマジック(Black Magic)」や「モヒート(Mojito)」、「コーヒーカップス(Coffee Cups)」、コロカシア・ギガンテア「Colocasia gigantea」が有名です。

スィーツ、コンビニ食、主食とさまざま

台湾ではホックリ素朴な甘さや、モチモチとした小さなお団子スィーツのほかに、パンや中華まんにも利用されるポピュラー的存在なんです。ハワイでも親しまれています。

芋以外にも若葉の軟らかい部分や、葉の全体が野菜として利用できます。またビタミンA及びCの重要な供給源となります。

観賞用タロイモを育ててみる!

南方系のサトイモ(タロイモ)を食用として苗を入手するのは現状難しく、個人輸入が現実的なところでしょう。観賞用であれば、通販等で入手できます。食べる事も出来る様ですが、日本の環境に馴染んでいる国内のサトイモの方が美味しいかもしれませんね。

関東以西の地域では、1年を通し屋外で栽培できます。成長期は5月〜10月です。冬、露地では地上部は枯れます。凍結させないように注意しましょう。観葉植物として、葉を落としたくない場合は屋内に取り込みます。15℃以上あれば成長を続けます。

■ブラックマジック
ブラックリーフの耐寒性タロイモです。日光に当たると黒葉に変化します。-関東などでは庭植えのまま越冬できます。


コメント

タイトルとURLをコピーしました