山吹色として愛された、モフモフな花。ヤマブキ。

品種のご紹介

黄色くカワイイ花を沢山付けて、私たちの目を楽しませてくれる山吹は、明るい林の木陰などに群生する落葉低木です。一重もありますが、八重種が好まれ栽培されています。春を代表する花木です。
庭木などにいかがですか?

植物の特徴

バラ科ヤマブキ属の落葉低木の日本原産種です。
一属一種の植物で、ヤマブキ属に分類されていのは本種ヤマブキのみです。似たものにシロヤマブキがありますが、こちらはバラ科シロヤマブキ属で別の植物となります。

ヤマブキは、北海道から九州まで分布し、ほぼ全域で見る事ができます。明るい林の木陰や、山中の小川に沿って群生しています。樹木ですが茎が細くて柔らかく根元から多く株立ちし、高さ1~2mになります。茎は初めは緑色で1~2年で褐色になり木質化します。1つの茎の寿命は5年以内で、つぎつぎに新しい茎が出てきて更新されてゆきます。

花期は4月~5月です。花期になると旧枝から伸びた短い枝の頂部に、花径3~5㎝程度の目に鮮やかな山吹色の花を一輪咲かせます。基本種は一重咲きですが、華やかな八重咲き品種も人気で、よく植栽されます。細い枝は風にそよそよと揺れ、美しい春の風景を作り出します。八重咲きの花弁は雄しべが変化したもで、雌しべも退化しているため、結実しないそうです。

秋には黄色く紅葉します。株立ちになり地下茎で横に広がるので大きくなるとこんもりして存在感があります。

シロヤマブキ(ヤマブキとは別種です)

庭木にいかがですか?

耐寒性、耐暑性ともに高く、育てやすい樹木です。病害虫の発生もほとんど無く、剪定の手間もあまりかかりません。放任でもよく花を咲かせて、よく茂ります。
水はけがよくて腐植質に富み、少なくとも午前中は日が当たる場所で育てます。夏は、土壌の乾燥に注意して育てましょう。

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