多数の白く小さな花の美。ユキヤナギ、コデマリ。

品種のご紹介

白い小さな花は、まるで雪が降り積もったように見えるユキヤナギ。それよりも遅く咲き始め、枝垂れる姿がとても見事で、庭木や切り花として利用されるコデマリ。どちらも同じシモツケ属の落葉低木です。あなたは、どちらがお好きですか?

植物の特徴

どちらも、バラ科シモツケ属の落葉低木です。手を掛けなくても成長し、大きくなると1.5mほどの高さになります。地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつけます。

■ユキヤナギ
花は、3月から5月にかけて、5弁で雪白の小さなものを枝全体につけます。開花期は2~3週間ほどと、他の花木よりも長く咲いているため、長期間観賞できます。日本の気候に適して寒さにも暑さにも強く、病害虫の心配も少ないため、初心者にも育てやすい庭木の一つです。

■コデマリ
4月~5月に、1cmに満たない白い小花が20以上も集まって3cmほどの小さな手毬(てまり)のような丸い花序を形成します。別名をテマリバナともいいます。長く弓なりに伸びた枝に、白く毬のような花をたわわに咲かせます。秋の紅葉も美しい植物です。

【ヤエコデマリ】

白い小花を咲かせる姿が思い浮かびますが、じつは変異が多く、矮性種や高性種、開花期で見ても早生種から晩生種までいろいろな品種があります。

育て方

強健で生育のよい花木なので、どんな土壌にも適しますが、開花させるためには、日なたに植えることが必要です。また、枝が密生すると、病害虫が発生しやすくなるので、風通しのよい場所を選びましょう。2月中旬から3月下旬と10月から11月が植えつけ適期です。

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