元は薬用植物、今では観賞。シャクヤクを楽しむ。

品種のご紹介

「立てば芍薬、座れば牡丹」と形容されてきたボタン。 美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを表現したものです。見た目が似ているボタンとシャクヤクですが、今回は芍薬(シャクヤク)を特集します。

植物としての特徴

ボタン科ボタン属の落葉小低木で、アジア原産です。
シャクヤクは、冬期に地上部が枯れる多年生の草本植物です。現在栽培される品種の多くは、明治以降に作出されたものです。

5月ごろ茎先に大型の牡丹によく似た10cmくらいの花をつけます。花びらの数や形は品種によって様々です。一重咲、八重咲、千重咲、万重咲きなどの種類があり、個性的な花を咲かせます。

冬になると地上部の茎葉が枯れて根の状態で休眠し、春に新たな芽を出します。

漢方としてのシャクヤク

芍薬は薬用植物としても知られており、花から根まで漢方薬としても使用されています。
女性ホルモン分泌を整え,肌も美しく艶やかになると言われています。

苗を吟味する

日当たりと風通しがよくて、西日が遮られるような場所に植えつけます。水はけがよい土壌ではないと、うまく育ちません。鉢植えは年間を通じて戸外で管理します。置き場は、春と秋には十分に日の当たる場所、夏は半日陰、冬は寒風が当たらない暖かい場所が良いです。

最後に

大輪の花を咲かせるシャクヤクと牡丹ボタンは一見似ています。
英語名は共に「peony」と呼ばれて、英語圏の国では区別されていない様です。

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