リュウゼツラン属の面白い利用用途

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アガペーとも呼ばれるリュウゼツランをはじめ、リュウゼツラン属等は観賞用だけではなく現地では産業として食用やお酒(テキーラ)、繊維(サイザルアサ)などにも利用されています。

名称を一度整理して解説します

先の尖った多肉質の葉っぱを放射状に広げる姿が、竜の舌を思わせることから名付けられました。リュウゼツランにまつわる言葉は歴史的な背景もあり、複雑にからみあっているますので一度整理してみます。

分類の方法は今でも決着が付いていない

もともとはユリ科ヒガンバナ科に分かれていましたが、外見が似ている事を重視してリュウゼツラン科にまとめられました。しかしこれには論議があり、さらに科を細かく分類する意見もあるという不安定な状況です。

リュウゼツラン科の代表的な植物たち

上記のような分類上の論議がありますが、リュウゼツラン科にひとくくりにした場合は、以下の代表的な植物が属分類として配置されます。

主な リュウゼツラン科
  • リュウゼツラン属
    リュウゼツランアオノリュウゼツランサイザルアサ
  • ユッカ属
  • リュウケツジュ属
    ドラセナ
  • チトセラン属
    サンセベリア
  • トックリラン属
    トックリラン

日本でのリュウゼツランとアガペー

リュウゼツラン属は100種類以上ありますが、日本に初めて入ったのが以下の写真の班入りのリュウゼツランでした。

リュウゼツラン

斑入りの品種が日本に先に輸入されてしまい、これを「リュウゼツラン」という名前を先に取ってしまったため、基本種である斑なし品種があえて「アオノ」を前につけた呼び名となったようです。

アオノリュウゼツラン

そして、「アガペー」はリュウゼツラン属の学名です。日本ではリュウゼツランあるいはアガベの両方で呼ばれることが多いですが、趣味家にとってリュウゼツランとはあくまで1つの品種(班入り)のことを指すので、総称としてはアガベと呼ばれています。

観賞以外の用途が面白すぎる

サイザルアサは、麻の仲間ではありませんが繊維を取れる重要な植物なのでこの名前がつきました。今でも「サイザル麻」は有名でロープ、亀の子タワシ、カーペットなどに利用されています。

ラグマット

サイザル麻には空気浄化作用、湿度調節機能など空気清浄機やエアコン、除湿機のような働きをしてくれる人にも環境にもやさしい天然素材です。

食用やスピリッツ(テキーラ)

リュウゼツランの中でも、 アオノリュウゼツランテキラリュウゼツラン等の樹液や葉の汁が甘くシロップにして食べられています。また、その汁を絞って蒸留したものは、「テキーラ」と呼ばれるお酒「スピリッツ」の原料となっています。

■テキーラ(ドンフリオ アネホ)
比類のないまろやかさを持つ高級テキーラ。人里離れた高原で手作りされた逸品。

■テキーラ(パトロン アネホ)
アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で12ヶ月以上熟成した原酒を使用しブレンド。熟成に由来する独自の風味と長い余韻が特徴です。スムースで個性的な極上の味わいが生まれました。

アガベーの甘い汁は、 山火事の焼け跡で発見された良い匂いを発し甘い樹液を出す焦げた竜舌蘭を起源とするものや、竜舌蘭の幹をかじっているハツカネズミの巣穴を覗くと黄金色の液体が溜まっていて、これを集めて発酵させたものがテキーラの起源と言われる伝説があるそうです(一部 Wikipedia より引用)。

吉祥冠錦

観賞用としてはなかなかお目にかかれない開花

リュウゼツランは、数十年に1度だけ花を咲かせることから「世紀の植物(センチュリープランツ)」とも呼ばれます。

おしまいに

午前中だけ日光の当たる場所で育てることが良い様です。もともと熱帯地域原産の植物なので、水やりと肥料を控え、乾燥気味に育てると、葉っぱの発色がよくなり、いきいきとした姿になります。霜が降りない所であれば露地でも越冬できます。

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