とろける食感おばけナス。ロッサビアンコ(イタリアナス)

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日本でも大型のナス、細長いナスそして肉厚、甘くて柔らかなど様々な品種があります。今回ご紹介するナスは、古くからイタリアで栽培されている丸ナスです。日本でも栽培は容易です、実の販売はなかなか見かけませんので、栽培して収穫してみてはいかがでしょうか。

ロッサビアンコの特徴

ナス科ナス属の多年草で、インドが原産地です。
もともと熱帯地方の植物なので多年草ですが、日本の様な温帯地域では一年草として扱われます。
この品種の原産はイタリアのトリノといわれており、古くから栽培されている在来種です。

通常のナスと同様、高さ60 ~ 100cm程の樹高になります。
葉は互生して、葉実は卵状楕円形をしています。

花期は夏から秋で、葉腋と次の葉柄の途中に花柄を出して、紫色の花を下向きに1個から数個咲かせます。複数の花が咲いても、基部の1個以外は結実しない様です。

果実の大きさは直径10~12cm前後で、ちょうどソフトボール位の大きさです。ナスとしては大型の品種で、普通の茄子の3倍程度の重さになります。皮は赤紫色と白のコントラストが美しく、日をおくとより赤みが増します。

一見フィレンツェ ナスと違いが無い様に見えますが、ロッサビアンコのヘタは米茄子同様の薄緑色です。フィレンツェナスは黒色です。

日本では、「ローザビアンカ」もしくは「ロッサビアンコ」などと色々な名前で呼ばれています。
表記は『Rosa Bianca』です。

さて美味しさは??

皮はやや硬めなので、日本のナスのように漬物などの生食には向いていません。しかし、剝いて調理すると口当たりが良いです。なすステーキ、煮込み料理などにも向いています。

オリーブオイルやチーズ、トマトとの相性はとても良いです。
オリーブオイルでソテーにして、ハーブと塩で味付けしたシンプルな料理でも、クリーミーでとろけるような食感と旨味を楽しめます。チーズやトマトソースと共にグラタン風に焼けば、立派なメインディッシュにもなります。

育て方

栽培の難易度は高くなく、日本の在来種と同じように栽培が可能です。地植えやベランダでプランター栽培もできます。幅60cmくらいのプランターですと、3株位が目安になります。
苗からの栽培は容易ですが、種からでも育成はできます。2~5月が蒔き時で発芽には20~30度必要になります。7~12日くらいで発芽します。

日本のナスと同様に、盛夏期は十分な水を与えるのがポイントです。水分が不足すると実が大きくなりません。よい実を収穫するには、伸び始めのわき芽摘みも重要になります。

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