テッポウユリに近いけど、葉が小さい。マドンナリリー(庭白百合)

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ヨーロッパでは古くから人との関わりがありました。透き通るような純白の花は聖母マリアの象徴で教会の花として扱われ、甘い芳香は香水の材料として利用されます。

マドンナリリーの特徴

ユリ科ユリ属の球根を持つ多年草です。バルカン半島および西アジアを原産です。

地中に丸い球根があります。 茎は直立して分枝しません。葉は細い披針形で短く互生で、茎は 1.2~2m にまで生長します。茎につく葉が小さいのが特徴です。

6月頃から茎先に花径が10センチくらいある大きな白い花を横向きに5、6輪つけます。花被片は6枚で、1枚ずつ開き、半日ほどで徐々に先端がカール(反り返り)していき、1週間程度で萎んでしまいます。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。

マドンナリリーは花後の真夏に休眠期に入ります。その時期は、湿気や蒸し暑さに弱いです。ほかのユリと違い、球根の上に生える根(上根)がありません。

秋に芽を出し多肉気味の葉をロゼット状に展開させます。春に伸ばす花茎は太く、根元に近い葉は小さくて丸く、上にいくにつれて細長い葉になります。

近縁種にテッポウユリがあります。

■マドンナリリー(2分17秒)
合の花チャンネル 様

マドンナリリー

育て方

原産地は地中海沿岸のとても乾燥した土地です。そのため日本で育てる場合の植え付け用土は水はけのよいものを選んでください。

植え付けは球根が腐りやすいので用土に浅植えします。通常、ユリの球根の植え付けは大きさの2〜3倍の深さで穴を掘りますが、マドンナリリーは上根が出ないので、土の適度な乾燥を優先し、球根の頭が隠れる程度に植え付けます。花茎が伸び始めたら支柱を立てて折れないよう注意しましょう。
(BOTANICA より抜粋)

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