春に咲くクロッカスは、季節を告げる天使のよう。できれば観賞用だけに使ってほしい。クロッカス、サフラン、イヌサフランは外見は似ているけど、観賞以外に利用する場合は注意が必要です。3回に分けてそれぞれをご案内します。
植物の特徴
アヤメ科サフラン属(クロッカス属)の球根植物。耐寒性があります。
一般的には晩秋に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれます。
球根は直径4cmくらいで、葉は革質のさやに覆われており、細長く、花が終わった後によく伸びます。花はほとんど地上すれすれの所に咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがあります。クロッカスには毒成分が含まれており、「人には影響が無いが犬猫には注意が必要」との報告もありますが、むやみに摂取しない方が無難でしょう。またイヌサフランは全ての部位が猛毒で、「サフラン」という名がつくため、スパイスや薬用として利用される「サフラン」と混同して摂取する事故が起きています。
育てて、かわいいクロッカスを楽しみませんか?
クロッカスの球根の植付けは、夏の暑さが過ぎてから冬の寒さが来る前の時期、10月から11月に行うと良いです。鉢植えでも庭植えでもどちらでも育てることができます。
最後に
寒さに強く、日当たりと水はけの良い所なら、植えっぱなしでもよく生育するほど丈夫ですから、ほぼ露地では放任栽培でも毎年楽しめます。
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