夏にマッチする木々はいろいろありますが、香料にも使われる、香りおだやかな木をお庭にいかがですか?今回はバイカウヅキをご紹介します。
バイカウヅキ(梅花空木) とは
アジサイ科 バイカウツギ属の落葉低木です。日本原産と言われています。
6~7月に白から薄ピンクの花を咲かせ、ほのかな芳香があり、香水の原料として使われています。英語名は「モックオレンジ」と呼ばれ、柑橘に似たフレッシュな香りです。茎が中空のために、「ウツギ(空木)」という名前が付きました。
耐寒性は強く0度以下の気温にも耐え、自生地の北限は岩手県南部です。なかでも、お勧めはセイヨウバイカウツギを改良して花付きが良く、強い芳香をもった「ベル・エトワール(Belle Etoile)」です。「香りバイカウツギ」という名称で流通しています。芳香の強い品種の場合、香りを楽しむためには風当たりの弱い場所が適しています。
■香りバイカウヅキ
多花性で風が枝を揺らすたびに優しく甘いかおりが庭に満ちてきます。
■八重咲種
丸弁の八重咲きで見栄えのする花です。
■班入り種
葉に黄色の鮮やかな斑が入り、純白一重の香りのよい花が咲きます。斑は開花期が最も美しく、純白の花と黄色の斑のコントラストが際立ちます。斑は後に抜けていきます。
■ベル・エトワール
香りの強い品種で、花の中心部が赤いのが特徴です。
ウズキ という名前は沢山あるようです
科が違っても花が似ていると”XXウヅキ”と呼ばれるのが多い様です。このうち、鑑賞用として流通しているものをご紹介します。
1)ノリウツギ(アジサイ科)
2)タニウツギ(スイカズラ科)
3)ウヅキ
最後に
潜在能力があるバイカウヅキ。梅の花に似ている事から「バイカ」という名称が付いています。個人的にはそんなに梅の花に似ているのかな?と思っていますが、皆様はどうお感じになりましたでしょうか。
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