イチゴのようなかわいらしい果実をつけるイチゴノキ。なんだかほっこり暖かい。子供たちとにっこり木の下で写真を撮れば、良い思い出になりそうです。お庭に一本植えてみませんか?
イチゴの木 おもしろい名前
濃い緑色の葉で、白やピンクのつぼ型の小さい花を晩秋に咲かせます。
果実は年を越して秋に、緑・黄色・オレンジ・赤へと変化します。それぞれの実の成熟度が多少違う事で、グラデーションある景観が見られ、1年越しに実の熟成と開花が同時に見られるのが素敵ですね。
イチゴノキは生長の遅い木なので、実がなるまでに何年もかかります。そのため早く実を楽しみたい場合は、実のついたものを選んでください。成木になると樹皮が赤くなり、これもまた美しいので花や実が少ない時期でも鑑賞を楽しめます。
高さは10m前後まで達しますが、園芸品種として背が低い(矮性種)、ヒメイチゴノキも出回り、コンパクトな樹形が喜ばれています。こちらの樹高は3mほどです。
耐寒性があるので、北海道の南部から南の地域で育てられます。植え付け後はほとんど手が掛からないのがうれしいです。強風にも強いので、生垣にもいいですね。
実はおいしいの?
実は味が薄くおいしくないというのが定評ですが、色が美しいのでジャムや果実酒に利用されます。
イチゴノキ酒のつくりかた
イチゴノキジャムのつくりかた
水を加えずに、果物の水分だけで煮ますので、焦げ付かない様に気を付けながらへらでこまめにかき混ぜる事がポイントです。
見た目が似ている、ヤマモモ
イチゴノキはツツジ科イチゴノキ属の常緑低木ですが、これに似た木であるヤマモモという木があります。
ヤマモモは中国大陸や日本を原産とするヤマモモ科の常緑樹になる果実で、関東以南の低値や山地に自生しています。果実は甘酸っぱく生で食べられます。
こちらも、果実酒やジャムに利用されます。
おわりに
イチゴノキとヤマモモをご紹介しました。観賞用には樹高の高さなどを考えて、ヒメイチゴノキが良いでしょう。どちらもかわいらしい実をつけますので、子供さんといっしょに観る、作る、食する、そして写真を撮って楽しんでください。
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