白く香りよい、オールドローズ。ナニワイバラ。

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つる性で白くて大きな花が咲きます。鉢植えからフェンスに絡ませて広々と生垣のように仕立てる事もできます。虫があまりつかず病気にかかりずらく、さらに耐寒性が強い丈夫な植物なので育てやすい植物です。香り良く大きなバラの魅力がいっぱい詰まっています。

小さく可愛らしく、広々と華やかに。ナニワイバラの特徴

バラ科バラ属の落葉つる性低木で、中国南部、台湾原産です。
原種のバラのひとつで、名前の由来は難波商人によって日本に持ち込まれたことによるとされています。

樹高は 1 ~ 2mほどですが、最長で6メートルほどに育ちます。茎はトゲがあり毛はありません。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)になります。小葉は長さが2~4cmくらいの楕円形で、光沢があります。


他のバラよりも開花時期が早く、4月から5月の時期に香りのよい大きな白い花を咲かせます。一重の花で、 7cm ~ 8cm ほどの大きさまで育ちます。
開花後すぐに実(偽果)ができます。楕円形でトゲがたくさんつき、赤橙色に熟します。

日本には暖地で野生化しているそうです。

生薬として利用されています。

偽果は生薬で金桜子(きんおうし)と呼ばれ、止瀉、縮尿などの薬効があるそうです。
葉は腫れ物や潰瘍に汁を外用し、花や根は偽果と同様の作用があるそうです。

ハーブティーとして有名な、ローズヒップティーとしても利用されます。
薬用効果は、花の香りだけではなく、果実の香りや果実そのものにもあります。

育て楽しむ

ナニワイバラは耐暑性と耐寒性があり、北国ほどの寒さでなければ耐えられます。
つる性の植物ですが、育つと枝をまっすぐ伸ばします。手入れ不足になると伸び広がるので、定期的に誘引が必要です。植え付けは9月頃が良いでしょう。


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