鑑賞用、民間薬、菓子として、マシュマロウ(ウスベニタチアオイ)

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今では泡立てた卵白(ゼラチン、コンスターチ、粘着剤)や水あめ等を使って作られる「マシュマロ」ですが、昔はマシュマロウという植物の根から採った粘りのあるデンプンを含んだエキスから作られていました。今でもウスベニタチアオイの英名「marsh mallow」の名前が菓子として有名です。

マシュマロウ(マーシュ・マロウ)の特徴

アオイ科タチアオイ属の多年草で、薬用植物や鑑賞用として利用されます。

ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)の草丈は約1 m で、最大で2 m に達する事もあります。茎は直立し、秋には地上部が枯れます。容姿は主軸のみか、少しの側枝を出すのみです。ヨーロッパの沼地や湿地帯などに多く自生しています。

葉は短い葉柄をもち、卵状心形で、長さは5 ~ 7.5 cmくらいになります。
7月~8頃に直径2-3cmの花を咲かせます。形状はゼニアオイ属の「ウスベニアオイ(コモンマロウ)」に似ていますがより小さいです。花びら色は青白~白~薄ピンク色です。
9~10月頃に種が採れます。

英名のマーシュ(Marsh)とは、沼を示す意味で湿地を好む事から来ています。また別名「ビロードアオイ」とも呼ばれ、葉は軟毛が密生しているので、ビロードのような感触があります。

利用方法

2000年前からエジプト人が生薬として使い始め、その後フランスへ渡り世界中に広まりました。
インドのアーユルベーダ医療でも大変重要なハーブとされています。根 / 葉 / 茎に含まれている粘液質が粘膜を覆って外部の刺激から守り、また抗炎症作用もあり、体の内外の炎症を鎮めてくれるため、古くから利用されてきました。

若葉、花をハーブティーに利用できます。マーシュマロウティーは根の部分を使用しますが、葉のドライハーブも市販されています。医薬品を服用される方は薬の吸収を妨げる働きがあるので、注意が必要です。根は生薬名で「アルテア根」と呼ばれています。

アオイ科の植物は粘液質の植物が多く、トロロアオイ(トロロアオイ属)の様に、根から粘液を採り、手漉き和紙のノリとして利用されてきたものもあります。

育て方

良く日のあたる場所で管理し、栄養豊富な水持ちの良い土に植えるとよいです。 夏場は乾燥しやすいので、水切れが起こらないように注意が必要ですが、寒さに強いです。

食用やハーブで利用される場合は、残留農薬が残っている苗もあります。鑑賞用として食用向けに生育されて無いものがありますので、メーカーの説明欄を注意しましょう。

■こちらは鑑賞用です ↓



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