シェードガーデンを素敵に仕立てる、ブルンネラ。

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園芸品種の葉は丸みのあるスペード形が多く、こんもりと茂り斑入りや銀葉などがあります。カラーリーフとしてシェードガーデンなどに利用されます。葉は細かいうぶ毛に覆われ、その厚みと柔らかさで独特の質感があります。

ブルンネラの特徴

ムラサキ科ブルンネラ属の常緑耐寒性多年草です。西シベリア、コーカサス地方が原産です。
草丈は30~45cmほどになり、同じムラサキ科の「忘れな草」を一回り大きくしたような草姿です。分布域は森林の中にあり、有機質が豊富な乾燥しすぎない場所を好んで自生しています。

葉は心形で細かい毛が密生して互生します。基本種の葉色は緑ですが、流通している品種は斑の入った美しい葉を持っているものがあります。

花期は4月~5月です。分枝した茎の頂部、または上部の葉の付け根から花序を出し、花径7㎜前後の花を多数咲かせます。花は5枚の花弁を持っており、小さな愛らしい形をしています。
花色は青から白色です。

ブルンネラ属には3種があり、栽培されるのは主にブルンネラ・マクロフィラ(Brunnera macrophylla)で、20品種ほどの園芸品種が育成されています。

育て方

高い耐寒性がありますが、土まで凍ってしまうような寒冷地の場合は、凍結対策が必要です。
常緑ですが、冬は環境により落葉して春に再び芽吹きます。春は日が当たり、夏は日陰になるような場所が適しています。植え付けの適期は3月~4月、または10月~11月です。

夏場の高温多湿が苦手なので、暖地での夏越しは、遮光や涼しい場所に移動したり、地植えの場合は落葉樹の陰になる場所に植えるのが良いでしょう。

斑入り品種は、斑が入らない緑葉の芽が出ることがあります。先祖返りした芽は早めに切り取ると良いでしょう。

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